ニューヨーク大学共和党学生会の会長、バロン・トランプへの失言で辞職へ。
Celebrity 2025.02.21
ニューヨーク大学の共和党学生会の会長だったカヤ・ウォーカーはある失言がきっかけでメンバーの怒りを買い、辞任に追い込まれた。
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2025年1月20日、ワシントンで行われたドナルド・トランプの大統領就任式でのバロン・トランプ。photography: Pool/ABACA
「全米共和党学生会」は米国の保守派の若者層における最古かつ最大の政治団体だ。カヤ・ウォーカーはニューヨーク大学における同学生会の会長としてその有力メンバーのひとりだった。だが最近、バロン・トランプのキャンパスでの様子を「ヴァニティフェア」誌に語ったことが命取りとなった。
この記事によるとカヤ・ウォーカーはドナルド・トランプの息子について、大学生活になじめず、友人も少なく、「ちょっと浮いた存在です。授業に出て家に直行しています」と語ったのだ。
しかしながら彼女の発言は、バロン・トランプをなにがなんでも擁護しようとする全米共和党学生会の総スカンを食らった。米大統領の息子の支持者たちは、Xアカウントで声明を発表した。「私たちは、ニューヨーク大学支部の会長による発言を知りました。それは私たちの組織が支持する価値観や原則と矛盾しています」と同学生会のアカウントで述べられている。
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辞任の強要
メッセージの中では、「ニューヨーク大学支部の会長」であるカヤ・ウォーカーが、学生会の声明発表の前日に辞意を知らせてきたとあった。しかし、「ニューヨーク・ポスト」紙によると、カヤ・ウォーカーは辞任を強要された。また、同学生会のウィル・ドナヒュー会長は、X上で共和党の後継者として組織に加わるよう、バロン・トランプに呼びかけた。
「バロン・トランプは保守運動の未来を代表する人物であり、彼が全米共和党学生会に加わってくれたら光栄に思います。強力なリーダーシップはレジリエンス、勇気、そして取るに足らない敵意を超える謙虚さから生まれるものです。共和党の未来を形成するためにバロン君に参加を呼びかけたい」とメッセージにはある。
米大統領の息子は果たして引きこもった殻から出て学生会の重鎮になるのだろうか、それとも卒業までひっそりと過ごすのだろうか。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)