トランプ大統領の演説中、女性議員たちがピンクの服を着たのはなぜ?
Celebrity 2025.03.07
トランプ大統領は連邦議会で政権復帰後初の演説を行った。共和・民主両党が対立して緊迫する空気が流れるなか、大統領は2時間近くにわたって施政方針を述べた。

「アメリカは戻ってきた」とトランプ大統領は3月4日、米連邦議会での初演説で宣言した。バンス副大統領を伴って現れたアメリカ大統領は、政権への復帰を自慢し、この国にこれから起きる変化をとうとうと述べた。与党議員がスタンディングオベーションで称える一方、野党議員は共和党の新政権への反感と怒りをあらわにした。
2月28日、ロシアと戦争中のウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ大統領が口論になった記憶はまだ鮮明だ。
抵抗せよ
大統領の初演説に対し、多くの民主党議員が抗議行動を起こした。テキサス州選出議員のアル・グリーンは、演説開始からわずか数分後にヤジを飛ばし、退席させられた。また、ゼレンスキーとの口論から数日後にトランプ大統領がキエフへの軍事援助を停止する決定を下したことを受け、ウクライナカラーのスーツを着て無言で抗議する議員もいた。
一方、ある女性グループは、異なる形の抗議を選んだ。全員がピンクの服を着て、トランプが政権に復帰して以来、女性の権利が狙い撃ちされていることを糾弾した。「偽り」、「それは嘘」、「メディケイドを救え」というストレートなメッセージのプラカードを掲げる者もいた。

大統領の演説が終わる前に、女性議員は全員、退席したが、その前に、テキサス州選出の民主党議員、ジャスミン・クロケットがある行動を起こした。大統領の演説中、上着を脱いで振り返り、Tシャツのメッセージを示したのだ。そこには黒地に白で「抵抗せよ」と書かれていた。
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text: Léa Mabilon(madame.lefigaro.fr)