スカーレット・ヨハンソン、SNSを使用しない理由は?
Celebrity 2025.03.17
スカーレット・ヨハンソンは、いまだにInstagramを利用していない数少ないスターのひとりだ。しかし、彼女は、映画業界から強い圧力を感じており、映画のプロモーションのためにSNSに参加するよう求められたことを明かしている。
ハリウッドで行われた2025年アカデミー賞授賞式でのスカーレット・ヨハンソン。photography: Getty Images
スカーレット・ヨハンソンは、ブラッド・ピットと並んで、SNSを利用していない数少ないセレブリティのひとりである。彼女は自分の世代で最も需要のあるスターのひとりにランクインしているが、それでも映画業界からは、TikTokやInstagram、その他のプラットフォームにアカウントを作るよう強いプレッシャーを受けていると語った。ユニバーサル・ピクチャーズによる映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の公開を機に、3月13日、雑誌「InStyle」のロングインタビューで、彼女は自分のデジタル世界との関係についてより詳細に語った。
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ハリウッドスタイルの継承
40歳の女優によると、映画の公開に合わせてInstagramのアカウントを作るよう、再び会社から提案されたと言う。「今日もユニバーサル・ピクチャーズからメールを受け取りました」と彼女は断言した。そして続けて、「SNSに参加するよう、非常に強いプレッシャーを感じています」と語った。こうした誘いにもかかわらず、スカーレット・ヨハンソンは自分の立場を変えない。彼女はその理由をこう説明している。「本当に自分らしさを保ちながら、それをすることができるのでしょうか? 私の場合はできないと思います」。さらに彼女は、「SNSが本当に好きだったら、間違いなくもう始めていると思います。でも、そうではありません。SNSなしでもこの映画はきっと成功すると思っています」。
長年のプレッシャーに直面しながらも、彼女はその問題について慎重に考え、決断の良し悪しをじっくりと検討したと語った。「セラピストとも話をしました。自分自身にも『(SNSを)やらなければならないのかもしれない』と問いかけてみました。けれど、それは私の根本的な価値観に反することです」。彼女はSNSの一方的な性質についても意見を述べた。「ハリウッドの黄金時代には、観客は、スターのパフォーマンスを愛していました。でも今、観客は相互関係を求めているのです」と「InStyle」に語った。
このように、スカーレット・ヨハンソンは、ブラッド・ピット、エミリー・ブラント、クリステン・スチュワートといった、私生活に関して謎を保ちたいと考える少数派のスターのひとりだ。「私が注力している仕事は真実に根ざしています。それが一番大事なポイントです」と彼女は語る。 SNSで日常を公開せず、女性としての地位を守ることは、ほぼ意図的と言える。つまりこれはアーティストと観客の間に明確な境界線を保つという行為であり、彼女にとって必要なことなのだ。
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text: L (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi