サヴォイア家のヴィットーリア王女とルイーザ王女、イタリア王室の末裔にあたる美しい姉妹とは?
Celebrity 2025.03.17
イタリア最後の国王の息子、サヴォイア家のヴィットーリオ・エマヌエーレの21歳と18歳の孫娘は、両親と非常に親しい関係にある。
祖父ヴィットーリオ・エマヌエーレの葬儀でのヴィットーリア王女とルイーザ王女。(トリノ、2024年2月9日)photography: ABACA
クロティルド・クローとサヴォイア家エマヌエーレ・フィリベルト皇太子の二人娘は大変魅力的だ。ヴィットーリア王女(21歳)とルイーザ王女(18歳)は、どちらもスイスのジュネーブで生まれた。彼女たちは、イタリア最後の国王の息子であるヴィットーリオ・エマヌエーレの孫娘である。サヴォイア家の後継者であるふたりは、スイス、フランス、モナコ、イタリアの間で子ども時代を過ごした。両親が数年前からモナコとパリで別々に生活しているにもかかわらず、両親とも非常に親しい関係を維持している。実際、クロティルド・クローとエマヌエーレ・フィリベルト皇太子は自由な関係を築いており、15日には伊一般紙『ラ・レプッブリカ』紙がその様子を報じた。エマヌエーレ・フィリベルト皇太子は、ヴェネツィアのカーニバル「イル・バッロ・デル・ドージェ」にビューティコンテストのタイトル保有者として知られるアドリアナ・アバスカルとともに姿を見せていたのである。
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王女だけに留まらない
ヴィットーリア王女は、カリニャーノ公女およびマルキーズ・ド・イヴレーアという称号を受け継いだ。彼女は、パリの7区にある学校で学び、その後、スポーツとアートのダブルカリキュラムを受講できる「エコール・ディアゴナル」に入学した。ヴィットーリア王女はその後、ロンドンで政治学を学び、さらにニューヨークに飛び、アートギャラリーでインターンシップを行った。彼女は2024年10月に「マダム・フィガロ」のインタビューで、演劇学校に進学し、母親のように舞台でキャリアを積みたいと語っている。
一方、ルイーザ王女は、キエリ公女およびサレミ伯爵夫人の称号を受け継いだ。彼女は、父親と姉の後に3番目の継承順位に位置している。14歳で中学卒業証書を取得した後、末娘はイギリスの高校に通っている。姉よりも控えめな性格のルイーザ王女は、今のところ、カメラの前に姿を見せることはない。
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歴史的決定
ヴィットーリア王女は、千年ぶりにイタリア王位の女性相続人となった。実際、2019年12月28日、彼女の祖父ヴィットーリオ・エマヌエーレ・デ・サヴォイは、1848年以来の相続法を改正し、女性の相続人が王位にアクセスできるようにした。イタリアで王政が廃止されてから75年が経過しているが、このサリック法の改革により、ヴィットーリア王女は公式な儀式で王位を代表することができるようになる。
この歴史的な決定は、彼女の18歳の誕生日に発表された。「それは私にとって最高のプレゼントでした」と、彼女は2021年5月9日に『ニューヨーク・タイムズ』に語っている。しかし、ヴィットーリア王女は、若い頃、この称号を受け入れるのに苦しんでいたとも言う。「18歳になるまで、私は王政について話すのが嫌いで、プリンセスと呼ばれるだけで怒ってしまうこともありました。私は自分をそう考えたことは一度もありません......」と、2024年10月20日に「マダム・フィガロ」に打ち明けている。しかし、今ではそのタイトルを、誇りを持って受け入れているようだ。
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固い絆で結ばれた家族
幼少期から、ふたりの王女は両親の揺るぎない支えを受けてきた。「母親であることは、単に命を授けることではありません」と、クロティルド・クローは2025年3月6日(木)に「Gala」のインタビューで語っている。そして続けて、「どれだけ子どもたちに時間を捧げるか、何を優先するかが大切なのです。私にとって、母としての役割は何よりも最優先でした」と明かした。
「私の幸運は、父が母のような女性と結婚したことです。母は女優であり、働き者であり、自立した人」と、ヴィットーリア王女は2024年10月に「マダム・フィガロ」の取材で語っている。イタリア王位継承者である彼女と妹は、母クロティルドととても親しい関係にあり、それぞれのキャリア選択においても母のサポートを受けているようだ。
From madameFIGARO.fr












text: Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi