「成長したことを謝るつもりはない」ミリー・ボビー・ブラウン、容姿への中傷に反論。
Celebrity 2025.03.29
ドラマ『ストレンジャー・シングス』などへの出演で知られる女優のミリー・ボビー・ブラウンは近頃、容姿についての中傷にさらされていた。3月4日、彼女はインスタグラムに長文のメッセージを投稿し、自らを攻撃する人々に反論した。
全米映画俳優組合賞授賞式に出席したミリー・ボビー・ブラウン(ロサンゼルス、2025年2月23日) photography : Collin Xavier / Image Press Agency / ABACA
ミリー・ボビー・ブラウンは大人になったし、周りはそれに慣れなくてはならない。3月4日、彼女はインスタグラムの投稿でそれを、声を大にして伝えることにした。最近、彼女は容姿について中傷の的となっている。その中傷はSNSだけでなく、メディアにも掲載されている。
「リディア・ホーケンによる『ミリー・ボビー・ブラウンをはじめZ世代はなぜこんなに老け込む?』、ジョン・イーリーは『ミリー・ボビー・ブラウンはいったい顔に何をした?』、キャシー・カーペンターによる『ミリー・ボビー・ブラウン、妹とLA観光中に誰かの母親と間違えられる』」。ブラウンは、自らについて書かれた記事の例を挙げ、「若い女性たちを貶めようと必死になっている」と非難した。
動画に添えられたキャプションで彼女は、こうした誹謗中傷が「公衆の目にさらされながら成長する女の子一人ひとりに影響を与える」と説明し、10歳で始めた女優としてのキャリアを振り返った。
「私は世界の目にさらされながら成長してきました。だけど、なぜか、一緒に成長しようとしない人がいるようです。彼らはむしろ、まるで私だけ時が止まったままであるべき、(ストレンジャー・シングスの)シーズン1のときとまったく変わらぬ姿でいるべきかのように振る舞います。私がそうしないから標的になっているのです」
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「クリック」のために貶められる
カメラに向かい、ブラウンはこうした題材は「ジャーナリズム」ではなく、「いじめ」に近いと指摘する。「いい年をした記者たちが、私の顔や身体、選択を細かく分析するために時間を費やすなんて、不気味」だと加え、「こうした記事の一部が女性たちによって書かれているという事実は、さらに悪いことです。若い女性への支援が語られる一方で、いざとなると、クリック数を稼ぐために簡単に女性たちをこき下ろすのです」。
彼女の言葉によると、こうした中傷は「少女が大人の女性になるのに耐えられない」人々から来るものだ。彼女は宣言する。「私は成長したことに謝るつもりはありません。少女の女性への成長を認められない人々の、非現実的な期待に応えるために、自らを幼く見せるつもりもありません」
ブラウンはさらに、いまの社会は人を褒めることよりも、批判することがますます簡単になってきていると語る。「もし問題を抱えているなら、私は不思議に思わざるを得ない。『何がそんなに不快なの?』と。もっと良くしようよ。これは私のためだけではありません。ただ存在するだけで引き裂かれるという思いをすることなく成長すべき、すべての少女たちのために」。注目を集めた力強いスピーチだった。
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この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa