ジャレッド・レト、事件当時未成年だった女性を含む9人の女性からセクハラで告発される。
Celebrity 2025.06.09
アメリカ人俳優のジャレッド・レトが、今週金曜日に雑誌「Air Mail」で公開された詳細な調査記事の対象となっている。複数の女性が、彼女たちがまだ未成年だった頃に彼から不適切な行為をされたと告発している。
2025年のシネマコンに登場したジャレッド・レト。photography: Gilbert Flores / Variety via Getty Images
53歳のジャレッド・レトが渦中に立たされている。アメリカのニュースサイト「Air Mail」が今週金曜日に公開した詳細な調査記事によると、9人の女性が彼に対して性的に不適切な行為を行ったと告発しており、そのうち4人は、当時未成年だったと証言している。レト本人は、これらの告発を全面的に否定している。
「彼は私に言い寄ってきた」
報じられた証言の中で、ひとりはこう語っている。2006年、当時16歳だった彼女は、ロサンゼルスのカフェでジャレッド・レトに声をかけられたという。レトはそのとき、当時19歳だった女優アシュリー・オルセンと一緒に座っていた。「私たちは少し会話をして、彼が私の番号を尋ねてきました」と彼女は話し、後に彼から電話があり、パーティに招待されたと続ける。「彼が薬をやっていたのか、それとも別の理由かわからないけれど......とにかく声が変で、気味が悪かった。でも...相手は『ジャレッド』だったのです。」彼女は当時、運転免許を持っておらず、現地まで行く手段がなかったと語り、ジャレッドはしつこく何度も電話で連絡してきたという。「いつも深夜の1時、2時、3時に何度も電話をかけてきました。(中略)会話はすぐに性的な話に変わっていきました。彼は私にこう尋ねました。『いままで彼氏いたことある?』とか、『フェラしたことある?』って。」
モデルのローラ・ラ・ルーも似たような体験を語っている。2008年、16歳の時にビバリーヒルズのプライベートイベントでジャレッド・レトに出会ったそうだ。彼の「すごく強い視線」を感じながら、こんな会話を交わしたという。「彼が『いくつ?』って聞いてきたから、『16歳よ。あなたは?』って答えたの」。電話番号を交換した後、ふたりはメールをやり取りし、その結果、同じ年の4月に俳優の自宅を訪れたという。「彼はいつも私をからかって、言い寄ってくる感じだった。近づいたり離れたりして、まるでゲームをしているみたいだった」と彼女は振り返る。ジャレッド・レトの被害者とされる女性は、別の日に訪れた際の場面について次のように語っている。「レトは部屋から全裸で現れ、性器をさらけ出していた。まるでそれが普通かのように......。私は『これが大人の男のすることなのかもしれない』と思った」。一方、雑誌「Air Mail」に対してジャレット・レトの代理人は、「ふたりのやり取りには性的な内容や不適切なものは一切含まれていない」と述べ、ローラ・ラ・ルーがその後レトの個人アシスタント職に応募したことを強調している。しかし彼女はこれを否定している。
別の女性は取材に対し、自分とレトは彼女が未成年の頃にSMSで関係を始めたと語った。彼は彼女に対して「周りの男の子に性的なことをされている?」など、不適切な質問を多数してきたという。彼女が18歳になった時、レトは突然ペニスを取り出して自慰行為を始めた。「それから彼は近づいてきて、私の手を掴んで自分の上に置いた。彼は身を乗り出して『そこに唾を吐いてほしい』と言ったの」と彼女は続けた。
ホアキン・フェニックスやスパイク・ジョーンズの元恋人でもあるアメリカ人DJのアリー・テイルズは、17歳の時に起こった出来事について語った。この話は2012年に一度公表され、最近Instagramで再度投稿された。彼女は「Air Mail」の記事の中で「彼(ジャレッド)は私の年齢を知っていたが、気にしていなかった」と述べている。現在は母親となった彼女は、同じSNSでこの調査に関する複数の投稿をシェアし、「私は17歳の時にあの男に襲われ、心に傷を負いました。彼の行為は捕食者のようで、恐ろしく、到底許されるものではありません」と強く訴えている。この件は英一般紙『ガーディアン』など多くのメディアで取り上げられ、俳優側の代理人はこれらの告発を「明らかに虚偽である」として否定した。また、ジャレッド・レト本人はまだコメントを出していない。
From madameFIGARO.fr
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi