オリンピックのスキー選手、ドレス姿で起こった悲劇とは?
Celebrity 2025.07.23
7月16日、ESPY賞のレッドカーペットで、リンゼイ・ボンは間一髪で衣装の大惨事を免れた。
2025年7月16日、ハリウッドで開催されたESPY賞で、エリザベッタ・フランキのドレスを着たリンゼイ・ボン。photography: Michael Buckner / Variety via Getty Images
リスクの高いドレス。ハリウッドで開催され、その年の優れたアスリートたちを表彰するESPY賞のフォトコールで、リンゼイ・ボンは思わぬハプニングに見舞われた。アメリカの元スキーヤーである彼女は、シモーネ・バイルズやその恋人のジョナサン・オーエンスといった他のスポーツ選手たちと共に出席し、複数回の膝の手術を経て競技に復帰した功績が評価され、「ベスト・カムバック賞」にノミネートされた。受賞こそ逃したものの、ドルビー・シアターでの彼女の登場は大きな注目を集めた。というのも、そのドレスが大きく捲れ上がり、周囲の視線を釘付けにしたからだ。
リンゼイ・ボンが着ていたのは、2025年秋のエリザベッタ・フランキのコレクションからの、深みのある赤紫色のサテン素材のビスチェドレスだった。このドレスの特徴は、大腿の上まで大胆に入った深いスリットで、そこから黒いTバックの紐があえて見えるようにデザインされていた点にある。アクセサリーには、プラムカラーの厚底ヒールサンダルと、下着の色とリンクコーデの黒いクラッチバッグを選んでいた。ところが、カメラの前でポーズを取っていた最中、突風が吹き、ドレスがさらに捲れ上がってしまう。結果、Tバックの紐どころか、それ以上の部分まで露わになってしまったのだ。会場には彼女の妹、カリン・キルドウも同伴しており、すぐさま駆け寄って衣装を整え、ハプニングが長引かないよう手を貸した。
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2025年7月16日、ハリウッドで開催されたESPY賞で、エリザベッタ・フランキのドレスを着たリンゼイ・ボン。photography: Christopher Polk / Penske Media via Getty Images
急きょ衣装チェンジ
40歳のスキーヤー、リンゼイ・ボンは、結局スリット入りのドレスを脱ぎ、同じくエリザベッタ・フランキの別のドレスに着替えた。そのドレスは1850ドル(約27万円)の価値があり、大胆に透ける素材で、銀色のスパンコールフリンジがあしらわれていた。イベントの後も彼女はそのキラキラと輝く衣装のまま、米雑誌「スポーツ・イラストレーテッド」水着特集号のモデル、ブルックス・ネーダーとともに人気レストラン、クレイグズでのディナーを楽しんだ。
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From madameFIGARO.fr
text: Emma Martin (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi