まだまだ厚底、まだピンク。「Y2Kの女王」パリス・ヒルトン、いまも変わらないファッションが再注目の的に!?
Celebrity 2025.07.30
2000年代、「バカっぽさ」が最強の武器だった、Y2Kの女王・パリス・ヒルトン。久々に目にした彼女の姿は、ピンク、キラキラ、ピンヒール──あの頃とまったく変わらない。そのブレなさが、2000年代を知る者にはどこか安心感を与えてくれる。今回はそんなパリスのいまに注目。
「まだやってる」のに、なぜか新しい
チワワを抱いてピンクのバタフライトップ、厚底にグリッター。20年前、「イタイおバカ」と笑われたそのスタイルを、いまだに貫くパリス・ヒルトン。
だけど、いまのZ世代にはそれが新鮮でかわいく映っている。彼女は、ずっと変わらなかった。そのブレなさこそが、いまいちばんおもしろい。
「おバカキャラ」は演じていた。と告白
2020年のドキュメンタリー「This Is Paris」で、彼女は、「あのキャラは、仮面だった」と告白。厳格な寄宿学校でのトラウマ、メディアから守るための演技だという。しかし、演技だけじゃ説明できない天然な瞬間も、きっと本物だった。現在のパリスも、「我が道を行く」強さは変わらない。計算と素の間を行き来しながら、彼女は"パリス・ヒルトン"という存在を作り上げたのだろう。
Y2Kのブームとともに、「本物」が再び主役に
数年前からTikTokではY2Kファッションが再燃中。その中心にいるのは、かつてバカにされていた本家パリス・ヒルトン。2023年のバースデーには2002年の"伝説のドレス"を再着用。このドレスは、21歳の誕生日に着用したものと同じデザインで、その後、多くのセレブが「痛カワイイファッション」として、オマージュした事で有名。20年前と同じ格好なのに、なぜか誰よりもいまっぽく見える。
いまやパリスはDJ・実業家・二児の母。香水ビジネスは累計25億ドル以上、2025年には自宅を約63億円で購入。一方で、まだラメのミニワンピで海辺を歩いてる。米The Sun誌は「バカキャラの裏に40億ドルの帝国」と書き、米Page Six誌は「赤ちゃん抱いて厚底で登場」といまも容赦ない。
だが、TikTokにはこんなコメントが並ぶ。「パリスがパリスでいてくれて安心する。」「彼女って昔からずっと変わらない。それが推せる理由なんだよ。」
@parishilton More like commute to #Werk Pulling up to the photoshoot in #Sliving ♬ original sound - The Video Game Jukebox
「ブレない」が最強のブランディング
2000年代から一貫したスタイルとセルフブランディングを貫いてきたパリス・ヒルトンは、Y2Kファッションの再燃とともに、Z世代を中心に再評価されている。現在はDJやスキンケアブランドの展開、育児、社会活動にも取り組みながら、ブレない美学と"我が道を行く"姿勢そのものが、カルチャーの象徴として位置づけられている。
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text: madame FIGARO japon