NYの廃駅にスターたちが大集結！ シャネル 2026年 メティエダール コレクションのフロントロー。

マチュー・ブレイジーにとっての初メティエダール コレクション ショーはニューヨークの地下鉄駅でおこなわれた。「シャネルらしさ」あふれるイベントを振り返る。

ニューヨーク、2025年12月2日　photography: Guerin Charles/ABACA

グラン・パレでシャネルとしての初のショーを成功させたマチュー・ブレイジー。ほぼ2か月後の12月2日、新たな挑戦にも見事成功した。フランス系ベルギー人であるクリエイティブディレクターがジャーナリスト、セレブ、そしてアンバサダーらを招待したのはフランスから大西洋を超えたニューヨーク。ここでシャネル 2026年 メティエダール コレクション ショーが開催されたのだ。シャネルにとって非常に象徴的なイベントであるショーの会場となったのは、廃駅となったニューヨーク市地下鉄のバワリー駅だった。

その夜、同駅のプラットフォームはニューヨークで最高におしゃれな場所となった。ティルダ・スウィントンは、2026年春夏コレクションのルック57、ツイードとフェザーのアンサンブルで注目を集めた。一方、クリステン・スチュワートは黒のセットアップで登場、歌手アンジェルも同じく黒のバックレスドレスを着て現れた。最前列に座るゲストの中で、シャルロット・カシラギはカラフルな服を着ていた数少ないひとりで、ゼブラ柄プリントでスパンコールツイードのハニーカラーコートドレスを着用していた。

社会階層の存在しない場所

ショーの前日にアンバサダーに任命されたばかりのラッパー、エイサップ・ロッキーも最前列に姿を見せた。2か月前のアイオウ・エディバリーに続く任命だ。ショーの最後に出てきたマチュー・ブレイジーは「私は地下鉄を長年よく利用してきました。そして実に様々な光景を目にしました。ニューヨークの地下鉄は、社会階層の存在しない場所です。社会の境界が消え、一介の学生にも、世界的リーダーの女性にも出会うことができる場所なのです」と語った。12月2日の地下鉄は、地球上で最もおしゃれな人々に出会う場所ともなった。

シャネル 2026年 メティエダール コレクション

ニューヨークでのショーの最前列にいたセレブたちの姿を振り返る。