証言中、被害者が涙......。ノルウェー皇太子妃の長男のレイプ容疑の裁判、衝撃すぎる映像や証言が続出。
Celebrity 2026.02.17

ノルウェー皇太子妃の息子マリウス・ボルグ・ホイビー被告の裁判がオスロで開始した。4件の強姦を含む38件の罪に問われている同被告に対し、この日の審理の終盤には、被害者のひとりが証言台に立った。

初公判でのマリウス・ボルグ・ホイビー被告のスケッチ。(オスロ、2026年2月3日)photography: Scanpix Norway/ABACA
法廷に女性のすすり泣く声が響き渡った。泣いているのは証言者の女性だ。2月3日、オスロでマリウス・ボルグ・ホイビー被告の公判が始まった。被告はノルウェーのメッテ=マリット皇太子妃の長男で、皇太子妃がホーコン皇太子と結婚する前にもうけた子どもだ。現在、マリウスは38件の罪に問われており、レイプ容疑4件のほか、殺害予告、不適切な性的行為、元交際相手への虐待や暴力等、数々の犯罪行為をした疑いがかけられている。審理初日の最後に、被害者である女性のひとりが証言台に立った。女性の身元は、他の被害女性同様、プライバシーの観点から伏せられた。
ノルウェーの大手新聞「ダーグブラーデット」紙によれば、検察官のストゥルラ・ヘンリクスボーに現在の心境を聞かれた女性は「こんなこと、ちっとも望んでいませんでした。現実とは思えません。動揺しています」と涙ながらに発言した。「ここに座って震えています。とんでもないことに巻き込まれてしまいました」と言うと女性はマリウス・ボルグ・ホイビー被告に出会ったのは2018年12月のことで、オスロのフログネル地区のバーだったと証言した。メッテ=マリット皇太子妃の長男は仲間と一緒にいて、彼の友だちの何人かが女性に話しかけてきたそうだ。女性の方も友人グループと一緒で、21歳だったマリウスと会話しているうちに、みんなでクラブへ行く話がまとまった。
あっという間の出来事
事態が急変したのはそのクラブでだった。女性によればトイレに向かったところ、マリウスが追いかけてきたそうだ。「あっという間の出来事でした。しかもとても乱暴でした。性的行為がおこなわれたのはほんの数秒間のことで、私の方から中断しました。まだトイレに行っていなかったので私はドアを閉め、彼は出て行きました」とノルウェーの日刊紙には載っている。「あっという間のことで軽いショック状態のまま、気にしないことにしようと思い、みんなの元に戻りました」
その後の記憶はない。「真っ暗な穴のようになにも覚えていないんです。そんなことは初めてでした」と言うと泣き出した。唯一覚えているのは、クラブを出たときに「穏やかな気分になり、ほっとした」ことだそうだ。
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問題のある人物
2025年2月になり、女性に警察から連絡が入った。捜査当局が被告の携帯電話から、犯行の様子を撮影した動画を発見したためだ。しかし、取り調べを受けた女性にはその夜の出来事に関する記憶はまったくなかった。彼女は被告のことを「優しく礼儀正しい若者」としてしか覚えていなかったという。「問題のある人物だと言うことは当時すでに知っていました。でも過激なふるまいや薬物を使用する姿を見たことはありませんでした。女性に対して不適切な行動も失礼な行為も見たことはありませんでした」と女性は検察官に語った。
また、なぜ何年も前の出会いのことを聞かれるのかも理解できなかったそうだ。「誰も何も説明してくれなかったので、正直なところ、ドッキリカメラかなにかではと思っていました。(中略)マリウスとは連絡を取っていましたが、もう何年も直接話していませんでした」と涙ながらに語ると、「最初はそんなことが起きるわけないと思っていました。女の子たちが気を引くために言っているのだと思っていたのです。とても申し訳なく思います。でもマリウスのことはいい人だと思っていて、一度も危害を加えられたことはないと信じていました」。警察の取り調べで動画を見せられ、意識を失っている間にメッテ=マリット皇太子妃の息子から性的暴行を受けていた事実を彼女は初めて知った。

報道陣の取材を受ける弁護士のジョン・クリスチャン・エルデン。被害者3名の代理人を務める。(オスロ、2026年2月3日)photography: dpa/picture alliance via Getty Images
審理後、被害女性の代理人であるジョン・クリスチャン・エルデン弁護士は記者団に対し、依頼人にとって証言することは非常につらい体験だったと語った。暴行の様子を収めた映像は、法廷内で非公開の形で再生された。「映像を見た依頼人は泣いていました。それほど衝撃を受けたのです」と弁護士が語ったとダーグブラーデット紙は伝えている。
裁判所はこの最初の証言を受け、2月4日にマリウス・ボルグ・ホイビー被告を証言台に呼び、本人から証言が聴取された。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)





