「ふたりは一心同体」ボディランゲージの専門家、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の新しい公式ポートレートを解読。
Celebrity 2026.03.27

ウィリアム皇太子夫妻は、3月19日にナイジェリア大統領を称えて開催された国賓晩餐会の際に撮影された新たな写真を公開した。このポートレートについて、ボディランゲージの専門家であり、講演者・コーチでもあるステファン・ビュナールが分析する。
今回もまた、ふたりは人々の記憶に強い印象を残し、その瞬間は写真にも鮮やかに収められた。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は、3月18日にウィンザーで、ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領と妻のオルレミ夫人を称えて開かれた国賓晩餐会で、ひときわ注目を集めた。ウィンザー家の中でも特に人気の高いメンバーで、未来のイギリス国王となるウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は、ますます多くの王室の役割を担いながら、ゆっくりと、しかし着実に王位継承に向けた準備を進めている。近頃では、外国の要人が英国を公式訪問するたびに、ふたりは重要な役割を果たしている。たとえば2025年7月にはウィンザーでエマニュエル・マクロン大統領とブリジット夫人を迎え、その数週間後にはドナルド・トランプ大統領とメラニア夫人も同様に迎えたが、いずれの場面でも、見事なプロトコルの遂行と細やかな配慮、そしてナチュラルな優雅さを発揮していた。
レセプションが行われたセント・ジョージズ・ホールの会場に入る直前、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、ナイジェリア出身のカメラマン、クリスティアナ・エベネザーの前でポーズを取った。この新たな公式ポートレートでは、ふたりはカメラのレンズを見つめ、口元に微笑みを浮かべている。ともに正装に身を包み、キャサリン皇太子妃はアンドリュー・ゲンによるふんわりとしたグリーンのドレス、ウィリアム皇太子は黒の燕尾服に蝶ネクタイという装いだった。
ウィリアム皇太子の緊張のにじむ笑み
一見するとごくクラシックで型どおりにも見えるこの写真だが、撮影されたときのウィリアム皇太子夫妻の心境を多く物語っている。「興味深いのはふたりの笑顔です。キャサリン皇太子妃の笑みは本物で、社交的な作り笑いではありません。一方でウィリアム皇太子のほうは、やや抑えが効いていて、どこか緊張のにじむ笑みのように見えます」と、ボディランゲージの専門家で講師のステファン・ビュナールは指摘している。
しかし、この写真で確かに主役として存在感を放っているのはチャールズ3世の息子であるウィリアム皇太子だ。「キャサリン皇太子妃は彼にぴったり寄り添っていて、どこか後から加わったような存在のようにも見えます。もし彼女がひとりで写っていたら、何かが欠けている印象になるでしょう。一方でウィリアム皇太子は、この写真の中で単独でも成立する存在です」と分析する。さらに、キャサリン皇太子妃が夫より一歩引いているように見えるもうひとつのサインとして挙げられるのが、わずかに持ち上がった左眉の位置だという。「そこからは控えめで、どこか一歩引いているような印象が伝わってきます」とステファン・ビュナールは分析する。一方で未来のイギリス国王であるウィリアム皇太子は、「顔の左側をより見せている」ことから、より積極的にその場に関わっているように映るという。
特別な親密さは見られないが......
このポートレートにおいて、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、特別に愛情を強く示しているようには見えない。抱き合うこともなければ、互いに視線を交わしているわけでもない。「写真としては美しいですが、特別な親密さは感じられません。ただし、ふたりは一体となっているようにも見えます。というのも、見えている手は合わせてふたつだけだからです」と説明する。それでもステファン・ビュナールによれば、このポートレートは「節度・安定感・落ち着き」を体現するふたりの様子をよく表しているという。イギリス王室が、今年2月19日にアンドルー元王子の逮捕をめぐるエプスタイン事件によって揺らぐ中、その印象は一層際立っている。
text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi




