GINZA SIXでしたい10のこと。 デザイン＆カルチャーの出合いも楽しい、GINZA SIX散策。

#10 GINZA SIX的、デザイン＆カルチャー散歩。

ギンザ シックスの楽しみ方は、ショッピングのみにあらず。街並みに調和する外観、上質な空間デザイン、感性を刺激するパブリックアート、伝統文化の発信……。館内を歩くたび、わくわくするような発見に出合えるはず！

■ 訪れるたび表情を変える内装に注目！

241のショップを擁し、圧倒的なスケールで展開するギンザ シックスの共用部インテリアデザインを手がけたのは、東京を拠点に活動するフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラ。巨大な商業空間を上質でありながら快適で親しみやすいものにするため、人が手を広げたときの大きさや目視での距離感といったヒューマンスケールにこだわった。通路は銀座や京都の路地をイメージして店舗がジグザグに配され、「そぞろ歩き」のような楽しみも味わえる。

共用部の光は、日本建築の障子や行燈などのふんわりとした質感がインスピレーション。

アーティストやクリエイターとコラボレーションしたパブリックアートも見どころ。オープニングを祝し、商業部中央吹き抜け部分には前衛芸術家 草間彌生による新作インスタレーションを展示中だ。

シャンデリアのように吊り下げられた、アイコニックなカボチャのバルーンが期間限定でお目見え。

館内2カ所に設置された、高さ約12ｍのリビングウォール。ここには365日表情を変える、ふたつのアート作品が展示されている。ひとつは植物学者兼アーティストのパトリック・ブランによる、土を使用しないプラントウォール。もうひとつはチームラボによる、LEDビジョンの中に流れる“デジタルの滝”だ。

左：太陽の光に照らされた崖の頂上から、影に覆われた深い谷底をあらわした「リビング キャニオン」。右：仮想の三次元空間に作られた岩に、水が落下していく様子を描いたデジタルウォール。岩にはパトリックが用いた植物と同種の植物が生えているという演出。

≫ 迷路のような幻想的空間が広がる、メゾン マルジェラのインテリアデザイン。

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■ シュールで幻想的な空間を、メゾン マルジェラで体験。

店舗ごとの内装に特色があり、インテリアデザインの楽しみが尽きないのもギンザ シックスの特徴。なかでも、ランダムなミラーの配置やトロンプルイユの壁紙による演出で、まるで迷路のような空間が広がるメゾン マルジェラは必見。

オスマニアン様式の壁やドアを描いたトロンプルイユの壁紙が覆う、オーバル型の空間。曲線に沿ってラタンの什器が置かれ、輪郭を際立たせる。

内周の床には、重ね合わせたペルシア絨毯をプリントで表現したトロンプルイユのカーペットが。多角形のミラーテーブルやラタンのアームチェア、回転式のミラー什器とのコントラストがユニーク。

オスマニアン建築の象徴的な装飾をあしらった壁紙。モルタルのフローリング、曲線に沿って配置されたシルバーのハンガーラックが、クリーンでリジットな印象に。

≫ 「観世能楽堂」から、新しい形で伝統文化を発信。

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■ 日本の誇る伝統芸能を、もっと身近に。

地下3階には、700年の歴史を持つ伝統芸術、能楽・観世流の拠点となる「観世能楽堂」が開場。中世の名工が手がけた美術工芸としても価値の高い劇場を、渋谷松濤からそのまま移転。今後、外国人観光客向けの多言語対応システムを導入するなど、銀座から新たな形で伝統文化を発信していく。

舞台には、人間国宝や重要無形文化財総合指定保持者が多く出演。

フィガロジャポン6月号P128～133「いまいちばん新しい銀座のかたち　ギンザ シックス、始動。」では、中央通りに面した6つのメゾンの最新ルックが、能楽堂の檜舞台にお目見え！

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