接近! 東京ミレニアルズ

揺るぎない強さを秘めた、サーファー・佐藤魁。

特集

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サーファー界の ”ゴールデンエイジ” と呼ばれるミレニアル世代の中でも、国内最大のサーフィン大会JPSAでの優勝やオリンピック強化指定選手への選出など、抜きん出た実力を発揮している佐藤魁。

海のパワーをそのままに受けたような、マイナスイオンに包まれた彼の独特な雰囲気は、テレビ番組「テラスハウス ALOHA STATE」内でも話題を呼んだ。
そこにいる誰もを引き寄せ、自分のテリトリーへと巻き込む不思議な力を持つ彼の内側に秘めた、サーフィンに対する真摯な一面に迫る。

気がついたらプロに。父の影響で始めたサーフィン。

「サーフィンを始めたのは、5歳くらい。父の影響ですね。中学のとき、プロになれるなという感覚はありました。自分の実力がどこまでなのか知りたくて、唯一のメジャーがプロテストだったんです。受けてみたら合格して、いつの間にかプロの仲間入り。でもこのときはまだ、仕事という意味でのプロにはほど遠くて」

 

気がついたらプロになっていた、そのような感覚が、いま活躍しているミレニアル世代には多いような気がする。仕事にするために”頑張って”きたのではなく、好きで続けていたらプロになってしまうほど、突出した集中力を持つ佐藤。そんな彼が、サーフィンを仕事として意識し始めたきっかけとは。

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「サーフィンを仕事と思ったことはなくて、いままで、海が流れてるみたいに、流れに身を任せてサーフィンを続けてきました。でも最近、陸に出て人と話したり、こういった取材のお仕事がくるようになって流れの外に出てみると、『こっちもやっていかなきゃいけないんだ』って、このとき初めてサーフィンが仕事につながっているんだと実感します」

 

海や自然と一体化したマインドを持つ彼がよく使う、”流れ”という言葉。まさにこの言葉の通り、海のような広いマインドで自身に起こる出来事を受け入れ、それでいて挑戦し続ける強さも持ち合わせる彼の背中は、とても大きい。
同じくゴールデンエイジと称され、海外で活躍するサーファー、五十嵐カノアなどの活躍はどのように見ているのだろうか。

「ライバルといえばライバルだけど、そこは自分次第。カノアはいまアメリカが拠点だけど、僕はいま日本のツアーに力を入れてて。そのとき自分がどの土俵に立っているかによりますね。
来年・再来年は、世界のツアーにも参加していきたい。ただ、正直いつかはハワイに行って優勝したくて。あそこは街自体が流れてるから波も大きくて、地球のパワーをすごく感じるんです」

 

>>世界を見てきた佐藤が、海外のサーファーに憧れる理由。

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肌で感じてきた、世界と日本の違い。

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これまで、日本だけでなく世界中のツアーを回ってきた佐藤。実際に足を運んでみて感じた、サーフィンに対する姿勢や取り組み方の違いとは。

「外国人の方がイエス、ノーがはっきりしてて、自分を貫いてる気がする。大会に行くとすごく実感しますね。自分が何をしようと自分の勝手だし自己責任。そういうスタンスだから、十人十色で面白いです。
たとえば、パーティした後に試合に出て勝つ人もいれば、食べるものまで徹底してる人もいる。僕はイエス、ノーをあまりはっきり言わないタイプだから、周りの目とか関係なく自分を貫く姿勢に憧れます」

 

謙虚に語る佐藤だが、彼自身も海外のサーファーたちと変わらない、真の強さを内に秘めているはずだ。そう感じたのは、現在のトレーニング方法について語る、彼の言葉の中からだった。

「いま、トレーナーはついていないです。トレーニングといえば、自分で山登りしたり、海でSUPしたりするくらい。
どこまでそのトレーナーのことを信用できるかだと思うんですよね。自分なりにできることでも、こんだけ変わるんだなっていうのは分かるようになってきた。
だから、ある程度までは自分でできそうだなと思ってて。そのうち出会えたらいいなとは思うけど、それも流れの中でそうなればの話かな」

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ストイックに自分を試し続けてきた経験のある彼の言葉は、たしかな説得力がある。いま気になっている同世代を尋ねると、一家で柔術をしているディクソン・グレイシーやミュージシャンのランドン・マクナマラなど、外国人の名前が次々に出てきて、やはり世界を見ているプロなのだと改めて感じる。

すると、突然力強い声で「スノーボードの國母和宏さんもいれてください!」と言う佐藤。少しずつ、彼が目指している姿が見えてくる。

「バンクーバー五輪に行く時の服装でいろいろ騒がれてたとき、『俺スノーボードしに行くのに、スノーボードの格好しちゃだめなの?』って言ったんです。あの一言が、本当かっこよくて。
ファッションを含めて、これがいつものスノーボードのスタイルなんだって、心臓貫いてくる真っ直ぐなところがたまらないです」

 

やはり意志の強い人に憧れを持つ佐藤の左腕をよく見てみると、タトゥーのようなマークが。最近、油性ペンを使って腕に文字や絵を描くことにハマっていて、今朝も自分のサインを新しく描いてきたのだとか。

自分のスタイルを持ちながらも、ふとしたときに、気取らず、自由で、お茶目な一面を見せてくる。どこか肩の力が抜けていて、プロのアスリートであることを忘れさせるような人柄も、多くの人々を虜にする理由なのだろう。

20歳の彼が背負うものはあまりにも大きいが、自然と周囲を味方につけ巻き込む、海のような力を持った佐藤の今後の活躍に期待が高まる。

 

>>プライぺードな一面に迫る、14問14答!

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佐藤魁に、14問14答!

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好きな音楽

ゆっくり流れたいときは、ジャンボ・ラッカーとか、ブギ丸。

好きなドラマ・映画

ドキドキするストーリーが好きで、ドラマだと「プリズン・ブレイク」。映画は、最近観た『セッション』。

寝るときの服装
ラフな格好。ダボッとしたTシャツにハーフパンツが多いかな。

平均的な睡眠時間

いつもは6時に起きる。試合前は早くて4時30分。試合までにどれだけ自分の脳みそを起こせるかが勝負なんだ。

最近涙した瞬間

大会に負けて泣きました。僕、よく泣くんです。(笑)
このときは、何回も日本チャンピオンになってる同級生と戦ってて。愛知では勝ったのに、湘南の大会では負けちゃって、すごい悔しくて泣きました。

170815-gai04.jpgシャツ「Tetsunori」¥10,692、ショーツ「Frickin Modern Stretch」¥10,800、シューズ「Draft Mid」¥12,744/以上ボルコム(ボルコムジャパン)

~好きな女性のタイプ3問3答~

カラコンしている子はどう思う?

ナチュラルの方が好きかな。

ネイルしている子は?

嫌とは言わないけど……ぎりぎりまで削ってる、ナチュラルな爪が好き。

デートで履いて欲しい靴は?

そのときの雰囲気にもよるけど、ビーサンだとちょっと悲しい。
ただ、高いヒールもちょっと苦手で、女の子らしいサンダルが好きかなあ。

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いつもバッグに入ってる3アイテム

iPod、車のカギ、モロッコで買ったいい匂いのする石鹸。

LINEでよく使う言葉

カメの絵文字。パンダもいいよね、四つん這いになってるの(笑)

自分のウィークポイント

シャイ。

好きな犬の種類

むっちむちのピットブル。もともと狩りの本能を持ってる犬種のはずなのに、心はすごく優しい。友達感覚のおじさんが飼ってて、その飼い主とお互い顔が似てるんだ(笑)

ハワイのおすすめのお店

マラサダがおいしいレナーズベーカリー。

世界中で一番好きな海

ハワイのノースショア。海のパワーがすごいんだ。

さとうがい●1996年、神奈川県生まれの20歳。日本プロサーフィン連盟(JPSA)に所属するプロサーファー。2017年2月から8月まで、テレビ番組「テラスハウス」に出演。同年2月、2020年のオリンピック強化指定選手に選出され、4月に開かれた国内最大の大会「JPSAジャパンプロサーフィンツアー2017開幕戦」では初の優勝を遂げる。現在、ショートボード男子2017年度ランキング6位。
●問い合わせ先:
ボルコムジャパン
03-5771-4560(カスタマーサービス)
www.volcom.jp
~撮影協力~
VOLCOM STORE SHONAN
神奈川県 藤沢市片瀬海岸1-12-7 シルフィードタワー1F
tel:0466-90-5834
営)10:00~20:00
休)木曜(9~6月)、不定休(7~8月)
www.volcom.jp/store/volcom-store-shonan/

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