ダイアナ妃のオークション、ウェディングケーキも?
Culture 2017.09.15
©Sipa USA/amanaimages
後妻カミラのウェディングケーキとは、落札予想価格で2倍以上の差が
8月31日のダイアナ没後20年は節目の年ということもあり報道が過熱したが、その笑顔や生き方が今なお世界中の人々を魅了し続けている証拠でもある。それだけにダイアナ元皇太子妃の遺した、ゆかりの品々の人気は凄まじい。AP通信によると、ダイアナの形見「レガシー」は、ほとんどなくなってしまったそうだ。
そんななか、ボストンに拠点を置くオークション会社「PRオークション」が開催中のオークションに出品されたアイテムが注目を集めている。
アイテムは、ダイアナの幼少期、ティーンエイジャー、結婚そして晩年まで、ゆかりがあった様々な79点に及ぶ。なかには、亡くなる数カ月前にダイアナがチャリティーオークションに寄付したものもあるが、なんと言っても売れ筋は、「ウェディングケーキ」だという。
Florida Man Has a 36-Year-Old Piece of Princess Diana’s Wedding Cake: ‘It Looks Really Bad’ https://t.co/LAcag5mf5g
— PEOPLE Royals (@PEOPLEroyals) 2017年8月19日
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カミラとの差は、倍以上
ロイヤルファミリーのウェディングケーキはその一部が保管され、これまでにも「ジュリアンズ・オークション」や「PFCオークションズ」で競売にかけられたことがある。専用のボックスに詰められたケーキは、挙式の式次第など一般に出回らない特典がつくこともあり、ファンの間で人気がある。
ジュリアンズ・オークションは過去にチャールズ皇太子とダイアナ妃のウェディングケーキの4切れ入りで、1000~2000ドルのエスティメート(落札予想価格)を提示していた。チャールズと後妻カミラのものは、400~600ドルだった。
≫ダイアナ独身時代のセーターまで
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今回のオークションにはケーキ以外にも、衣料品、宝飾品、直筆サイン入りの論文と写真などが出品されている。幼少期に着用したと思われる、英百貨店マークス&スペンサーで購入したセーターはダイアナの独身時代の名前「D・スペンサー」のロゴ入り。最もゴージャスなアイテムは、1980年代初頭まで身に着けていたシルバージュエリーのイブニングバッグで、本物であることを保証する鑑定書付き。PRオークション側は、約1630万円の値がつくと予想している。
ダイアナのオークションの入札は9月13日に終了。このほか、PRオークションは、2016年4月に死去した歌手プリンスのゆかりの品など、貴重な品を取り揃えて競売にかけている。
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ニューズウィーク日本版より転載
文 : ニューズウィーク日本版ウェブ編集部