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30代の女たちの焦燥感に共感必至、柚木麻子の新作長編。

特集

女を縛る呪いをぶち破れ、アラサーのジレンマを描く。

『デートクレンジング』

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柚木麻子著 祥伝社刊 ¥1,512

人生のステージが変わると女友達と疎遠になるのはよくあること。夫の実家の喫茶店で働く佐知子の場合も、アイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーをしていた親友の実花がグループ解散後、婚活を始めてぎくしゃくし始める。アイドルオタクでもある著者は、女同士のこじらせた関係を描かせたら右に出る者なし。本作では男性の期待にこたえることを求められるアイドルの存在価値と、自分らしく生きたいと願う女性たちが感じているジレンマを重ねてみせた。30代半ば、タイムリミットに急き立てられるような彼女たちの焦燥感に共感必至。

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*「フィガロジャポン」2018年8月号より抜粋

réalisation : HARUMI TAKI

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