小林聡美と貫地谷しほりが共演、『竹取物語』が舞台に!

Culture 2018.10.09

身体、音、言葉が、新たなおとぎ話を作る。

現代能楽集IX『竹取』

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演出家小野寺のもと、新しい表現を求められることになるメインキャストのふたり。詩人の平田俊子が脚本を、音楽を阿部海太郎が手がける。

古典の知恵と洗練を現代の演劇に生かそうと、芸術監督・野村萬斎の企画・監修のもと立ち上げられた世田谷パブリックシアター現代能楽集シリーズの最新作。『かぐや姫』のおとぎ話として親しまれてきた日本最古の物語文学『竹取物語』の世界を、小野寺修二の構成・演出で再生する。「最古であり現代でもあるという、新しい普遍を見つけたい」と小野寺。マイム(無言劇)の素養をベ ースに演劇とダンスの垣根を越える舞台を作り、フィジカルシアターの旗手と称される小野寺ならではの、しなやかな発想の舞台になりそうだ。

小林聡美、貫地谷しほりという、力のある魅力的な女優たちの初共演も話題。さらに舞踏家、能楽師、パーカッショニスト、小野寺が主宰するカンパニーデラシネラのメンバーなど、バラエティに富んだ出演者が脇を固める。瞬く間に美しく成長し、地上から去っていったかぐや姫の物語が、どう描かれるのか見逃せない。

現代能楽集IX『竹取』
シアタートラム(東京・三軒茶屋)
日程:10/5〜17
全席指定一般¥6,000、高校生以下・U24¥3,000ほか
※10/5はプレビューにつき¥5,000(各種割引なし)

●問い合わせ先:世田谷パブリックシアターチケットセンター
tel:03-5432-1515
※10/21滋賀、10/23、24兵庫、10/27、28福岡、11/2熊本にて公演あり。 https://setagaya-pt.jp

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*「フィガロジャポン」2018年11月号より抜粋

réalisation : KAORI SHINDO

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