things to do 2019 人生を豊かにする、人生を変える本に出合える場所へ。

趣向を凝らした書店や、本のプロが手がけたライブラリー付きの宿。とっておきの本との出合いを演出する新アドレスを訪れよう。

本を取り巻く環境が激変している。名物書店が惜しまれつつ閉店するいっぽう、新しいスタイルで本を販売する、いわばネオ書店が次々誕生。本棚とのセット販売というプレゼンテーションが楽しいハミングバード・ブックシェルフや、入場料を払うことで立ち読みならぬ“座り読み”に集中できる文喫が代表的なアドレス。本をテーマにした宿泊施設が増えたのもここ数年のトピックだ。じっくりと本に触れられるひとひねりしたリアルな場の台頭が、大好きな一冊を見つけるための後押しになっている

箱根のブックホテルで、読書&温泉三昧。｜箱根本箱

本のある暮らしをテーマにした新しいタイプの宿泊施設。ロビーや部屋など館内に並ぶ書物は全12,000冊。西加奈子や蜷川実花といった錚々たる著名人が選書した「あの人の本箱」も登場。読書の合間には、厳選かけ流しの2種の温泉と自然派ワイン&イタリアンを楽しんで。

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ライブラリー自慢の美しき木造建築。｜ショウナイホテル スイデンテラス

庄内平野の大自然に現れた坂茂設計のホテルと、それに隣接するキッズドーム ソライ。館内のミニライブラリーは、バッハの幅允孝がディレクションし、好奇心を刺激する雑誌や書籍を約1,000冊ラインナップ。水田を望む部屋で、童心に帰ったような気持ちで読書に没頭したい。

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岩波書店の書籍に囲まれた、本好きの止まり木。｜神保町ブックセンター

長年本好きに愛され続けた岩波ブックセンターが、経営もスタイルも一新。そのDNAを受け継ぎ、販売する本はほぼ岩波書店のもの。気になる本を片手にカフェで食事をしたり、コワーキングスペースでは読書やPC作業など、静かな環境でゆっくりと仕事をすることもできる。

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本棚とのセット販売で、200以上のテーマを提案。｜ハミングバード・ブックシェルフ

本ラバーの増加に繋がればと、校閲会社が始めた本のためのライフスタイルショップ。「世界を旅する」「初めての日本文学」など、テーマに合わせた複数の本と本棚をセットにしたユニークな販売方法が評判。読書に役立つグッズや、本棚に置きたくなる国内外で集めた雑貨も可愛い。

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有料制の新施設で、心ゆくまで本探索。｜文喫

訪れた人が本選びに集中できるよう、あらゆる工夫が施された空間。雑誌コーナーの奥は、エントランスフィーが必要なスペースで、小川珈琲など上質なドリンクを自由に飲みながら、とことん本選び。平台はあえて雑多に本を配置することで、ザッピングする楽しさを発信している。