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音楽シーンを賑わす、UKの新世代歌姫にしびれる。

特集

マルチなカルチャーに触れて才を磨いた、イギリスの新世代ガールたちが登場。いまから注目しておこう。


2010年代に入ってから長い間、ポピュラーミュージックの中心地はアメリカであり続けたわけだが、かつてはアメリカと並ぶポップ大国だったイギリスが、ここにきて復活の兆しを見せている。男女ともに若くて底知れない可能性を秘めたソロ歌手が続々と登場しているのだ。その中から、ここでは2019年に活躍が期待できる才色兼備な女性ソロ歌手を紹介しよう。

まず、すでにスターの道を堂々と歩き始めているエラ・メイ。「ブード・アップ」が全米トップ5入り(R&Bチャートでは1位)の特大ヒットとなった、南ロンドン出身の24歳だ。UK出身の女性で全米R&Bチャート1位を獲得したのは、リサ・スタンスフィールド以来26年ぶり。90年代のR&B感覚が滲み出た彼女のアルバムは、これからもっと広い世代に聴かれることになるだろう。

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Ella Mai
1994年生まれ。本国イギリス以上にアメリカで大ブレイク。今度のグラミー賞で2部門にノミネートされている。

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全米大ヒット曲「ブード・アップ」を含むエラ・メイのデビュー盤『エラ・メイ』。90年代のR&B好きなら必聴。ユニバーサルインターナショナル ¥2,376

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エラ・メイがアメリカ的なR&Bだとしたら、グレース・カーターは英国的な気品を備えたソウルシンガーだ。ブライトン出身のまだ20歳。「Silhouette」というバラードを聴くと、アデルが19歳でデビューした時のことを思い出さずにはいられなくなる。

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Grace Carter
1998年生まれ。BBCによる期待の新人リストにも選ばれた。歌唱力にディーバの風格を感じる。

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景色の広がりを感じさせる豊かなバラードばかりを収録した、グレース・カーターの最新EP『Why Her Not Me 』Polydor Records(デジタル配信)

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またバーミンガム出身のマヘリアは、エリカ・バドゥっぽいネオソウルの雰囲気が歌唱にあるが、まだ20歳とあって溌剌としたところもいい。

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Mahalia
1998年生まれ。ジャジーで落ち着いた雰囲気と若々しさを同居させた歌が魅力。BBCの期待の新人リストに選出。

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エリカ・バドゥからの影響を語るとおり、独特の色気を漂わせたジャジーな歌。マヘリアの最新EP『Seasons 』Atlantic Records UK(デジタル配信)

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R&B系の女性ばかり紹介したが、シンセ音が利いたドリームポップを歌う21歳のアンバー・ベインによるプロジェクト、ザ・ジャパニーズ・ハウスの初アルバムが3月に発表されるのも、期待したい。さまざまなカルチャーに触れて育ったUK出身の新世代歌姫たちの活躍は、2019年、広く注目されることとなるだろう。

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The Japanese House
1997年生まれ。ザ・1975のマシュー・ヒーリーに見いだされたシンガー。モデル並みの容姿でも注目される。

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聴く者を夢見心地にさせるデビューアルバム。ザ・ジャパニーズ・ハウス『グッド・アット・フォーリング』ホステス 輸入盤オープンプライス

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音楽ジャーナリスト/編集者の伊藤なつみによる音楽情報「Music Sketch」

※『フィガロジャポン』3月号より抜粋 

texte:JUNICHI UCHIMOTO

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