異例づくめの出産で、メーガン妃が唯一守ったこと。

Culture 2019.05.08

ハリー王子とメーガン妃に第1子となる男児が誕生した。王室と歴史に詳しいフランスの有名ジャーナリスト、ステファン・ベルヌに、ロイヤル・ベビー誕生についての第一印象を聞いた。

190508-meghanmarkle.jpg

結婚から2カ月後、出産9カ月前のメーガン妃。(イギリス・バークシャー州、2018年7月26日)photo:Abaca

2018年10月、王室に詳しいステファン・ベルヌは仏『マダムフィガロ』誌のインタビューに対して、「“ブレグジット・ベビー”に対して、とてつもなく大きな期待が寄せられている」と語っていた。

ベビー誕生当日となる5月6日の電話インタビューで、彼は明け方に誕生したベビーを取り巻く“世間の大騒ぎ”について触れ、「イギリス王室の健在ぶりを証明するもの」と分析している。一方、王子の誕生に際してはケンジントン宮殿やバッキンガム宮殿が公式声明を発表するという慣例に反して、メーガン妃とハリー王子が自ら自分たちのインスタグラムを通してベビー誕生を伝えたことを、異例の出来事と強調している。

メーガン妃は自分の思い通りにしている。

「ご存知の通り、メーガン妃は自分の思い通りにしています」と王室エキスパートのベルヌは言う。王室の規則を破ってでも? 「自分の判断を押し通すまでです。出産に関して、メーガン妃は1点を除いて、あらゆる規則を破っています。最初に女王に出産を知らせるというルールだけは遵守しましたが、エリザベス女王との仲は良好なので、女王の機嫌を損ねたくなかったのでしょう」

ちなみに女王は、自宅での出産(公式発表によると、メーガン妃はウィンザーにあるフロッグモア・コテージで出産。予定日を過ぎたため病院で出産したという情報も)、出産のための医療チームの選出、出産後のサセックス公爵家のアフリカ移住といった、メーガン妃の要望をすべて聞き入れたという。「女王はハリー王子の顔を立てるために何でもしてあげたいと思っています。女王はこれまでずっとハリー王子に対して深い愛情を注いできました。母親よりもずっといい祖母だったことは間違いありません」

即位する可能性はまずない。

また、ベルヌはこうも言う。「“サセックス・ベビー”が即位する可能性はまずありません。王位継承権を持つ上位6人全員が毒キノコを食べたりしない限り!」

ハリー王子とメーガン妃の息子の王位継承順位は第7位。王位には遠い。妊娠発表の際、ベルヌはこう語っていた。「チャールズ皇太子が国王でいる間(つまりエリザベス女王の治世の後)は、ハリー王子もチャリティー活動に取り組んだりするでしょうが、ウィリアム王子が国王となった後は、国王自身の身近な家族、つまりキャサリン妃と3人の子どもたちがもっぱら王族としての義務を果たすことになります」

気になるベビーの名前は?

ベビーの名前はどうなるのだろうか。ベルヌはアーサー、ジェームズ、あるいはフィリップと予想する。イギリスのブックメーカーの間では、アルベール、アーサーが有力だ。さっそく、「エリック王子誕生おめでとう」とツイートしたBBCジャーナリストもいる。サセックス公爵夫婦が新王子に付けた名前は数日後には明かされる見通し。「彼の存在自体はすでにシンボル。英仏海峡トンネル開通25周年記念日に生まれたベビーなのですから!」

【関連記事】
ハリー王子&メーガン妃に第1子の男児誕生!

texte:Marion Galy-Ramounot (madame.lefigaro.fr)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories