赤毛のウェーブヘアに戻ったニコール・キッドマン。
Culture 2019.05.13
映画『アイズ・ワイド・シャット』(1999年)で、ウェーブヘアの魅惑的な女性を演じたニコール・キッドマン。ここ数年、艶やかなブロンドが定番だったが、テレビシリーズの役作りのために昔のヘアスタイルに戻った。
テレビシリーズ「The Undoing」のために、繊細なニュアンスの赤毛に戻ったニコール・キッドマン。(アメリカ・ニューヨーク、2019年3月14日)photo:Getty Images
1990年代、ほれぼれするようなウェーブのかかった赤毛で知られたニコール・キッドマン。だが2000年代以降は、この髪型にあまりお目にかかる機会がなかった。現在51歳の彼女がついにかつてのヘアスタイルに戻ったのは、アメリカのケーブルテレビ局HBOで放送される新シリーズ「The Undoing」の撮影のため。ウィッグを使用しているかどうかは不明なものの、このヘアスタイルで彼女はすっかり若返った。まるで『ムーラン・ルージュ』(2001年)の頃に戻ったようだ。
なぜニコールはウェーブヘアから遠ざかっていたのだろう。2017年、オーストラリアの雑誌『Who』のインタビューで、彼女はこう語っていた。「きれいに日焼けした肌と長いブロンドの髪に本気で憧れていたの。オーストラリアのサーファーガールみたいになってみたかった。なれるはずもないのに」
ニコールほどの美貌の持ち主でも、生まれつき髪質を受け入れるのは簡単なことではなかったようだ。実際、ここ数年は、プラチナに近いブロンドのロングヘアが定番のスタイルだった。また彼女は、ヘアスタイルを頻繁に変えたことを後悔しているとも『Who』誌に語っていた。「元のウェーブヘアに戻れたらうれしい。髪を極度に酷使してしまったから」
そんなニコールのヘアスタイルの歴史を辿ってみよう。
ニューヨークで「The Undoing」の撮影に挑むニコール。インスタグラムへの投稿より。
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ニコール・キッドマンのヘアスタイルの変遷。
映画デビュー作『BMXアドベンチャー』(1983年)公開時。(オーストラリア・シドニー、1983年12月1日)photo:Getty Images
『デイズ・オブ・サンダー』(1990年)で共演したトム・クルーズ(右)と結婚。髪型はストレートに。(アメリカ・ニューヨーク、1990年)photo:Getty Images
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赤毛のアンのような三つ編みを披露。(アメリカ・ニューヨーク、1993年)photo:Getty Images
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「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」に出演。(1995年6月5日)photo:Getty Images
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バズ・ラーマン監督作『ムーラン・ルージュ』(2001年)でカンヌ国際映画祭へ。(フランス・カンヌ、2001年4月14日)photo:Getty Images
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左はトムが出演した『ザ・エージェント』プレミアにて(カナダ・トロント、1996年)。中央はアメリカン・シネマテーク・アワード授賞式にて。(アメリカ・ロサンゼルス、2003年11月)photo:Getty Images
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『めぐりあう時間たち』(2003年)で主演女優賞にノミネートされた全米映画俳優組合賞(スクリーン・アクターズ・ギルド・アワード)授賞式にて。(アメリカ・ロサンゼルス、2003年3月9日)photo:Getty Images
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「ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ」出演時はかなり明るいブロンド。(アメリカ・ニューヨーク、2003年12月5日)photo:Getty Images
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『白いカラス』(2003年)プレミアにて。(アメリカ・ニューヨーク、2003年9月10日)photo:Getty Images
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『コールド マウンテン』(2003年)で主演女優賞(ドラマ部門)の候補になった第61回ゴールデン・グローブ賞授賞式にて。(アメリカ・ロサンゼルス、2004年1月25日)photo:Getty Images
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『奥さまは魔女』(2005年)プレミアにて。翌年、キース・アーバンと結婚。(ニューヨーク、2005年6月13日)photo:Getty Images
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『マーゴット・ウェディング』(2007年)プレミアにて。(ニューヨーク、2007年10月7日)photo:Getty Images
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アカデミー賞授賞式にて。(アメリカ・ロサンゼルス、2007年2月25日)photo:Getty Images
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キース・アーバンとともに、お腹の大きくなったニコールがCMTミュージック・アワード授賞式に出席。3ヵ月後の7月にサンデー・ローズ・キッドマン・アーバンを出産。(アメリカ・ナッシュヴィル、2008年4月14日)photo:Getty Images
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『ラビット・ホール』(2010年)公開日。(アメリカ・ニューヨーク、2010年12月3日)photo:Getty Images
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ニール・ヤング・トリビュート・コンサート会場にて。(アメリカ・ロサンゼルス、2010年1月29日)photo:Getty Images
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リー・ダニエルズ監督の『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012年)でカンヌ国際映画祭へ。(フランス・カンヌ、2013年5月15日)photo:Getty Images
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カンヌ国際映画祭のレッドカーペットにて。(フランス・カンヌ、2013年5月15日)photo:Getty Images
ファッションウィーク中、カルバン・クラインのショー会場にて。(アメリカ・ニューヨーク、2013年9月12日)photo:Getty Images
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『パディントン』(2014年)プレミアにて。(アメリカ・ロサンゼルス、2015年1月10日)photo:Getty Images
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「METガラ2016」にて。(アメリカ・ニューヨーク、2016年5月2日)photo:Getty Images
texte:Julia Avellaneda, Violaine Schütz (madame.lefigaro.fr)