真似したい、ジョージ王子のショートパンツ・スタイル。

7月22日、6歳の誕生日を迎えたジョージ王子。ケンジントン宮殿内には空気で膨らませるお城が登場し、マジックショーが開催され、やんちゃなジョージ王子も大喜びの誕生会が行われた。この機会に、お決まりの半ズボンやチェックのシャツなど、王子のシックなスタイルを振り返ってみよう。

ポロシャツ、半ズボン、キャンバス地の靴で、空軍基地の滑走路を闊歩するジョージ王子。（2016年7月8日、イギリス・フェアフォード）photo : Getty Images

ショートパンツ以外はあり得ない。

王子のワードローブからひとつだけ記憶すべき、と言われたら、迷わず半ズボンを押さえておこう。夏も冬も、ジョージ王子は必ず脚を見せている。半ズボンこそ、イギリスの習慣に根ざしたスタイルなのだ。王族の身だしなみについてのエキスパートであるウィリアム・ハンソンは、「息子に半ズボンを履かせるのは非常に英国的です」と語る。「イギリスでは、長ズボンがより年上の男子や大人の男性が履くものであるのに対し、小さい男の子の半ズボンは社会階層を表す印です。時代は変わるとはいえ、長ズボンを履いた男の子は、育ちがよくないとみなされます。れっきとした貴族や王族ともなれば、そのような目で見られたくないのは当たり前。ケンブリッジ公爵夫人（キャサリン妃）も例外ではありません」。この伝統は、男の子が８歳になるまで続く。

ブロンドの王子はバミューダ丈の半ズボンに、冬なら寒さ対策のためにハイソックスを合わせる。こうしたプレッピー・スタイルには、モカシンや革の紐靴を。チェックのシャツの上にセーターを重ねるのも、よく登場する組み合わせだ。前髪のあるヘアとスクールボーイ風のスタイルは、フランスでいえば国民的絵本『プチ・ニコラ』や、フランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』のジャン＝ピエール・レオのスタイルを思わせる。

6歳となったジョージ王子のワードローブには最近、キャンバス地の靴（ベンシモンでよく似たタイプが手に入る）やポロシャツ、あるいはイングランドサッカーチームのユニフォームも加わった（ユニフォームを着て芝生の上に転がる、可愛い姿がインスタグラムでアップされた）。ジョージ王子発の子ども向けファッショントレンドが、これからいくつも出てくるかもしれない。

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真似したい、ジョージ王子のスタイル。

裸足で自然を楽しむジョージ王子。ポロシャツと半ズボンのスタイル。隣はシャーロット王女。（イギリス・ロンドン、2019年5月19日）photo : Abaca

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ポロシャツにストライプのスイミングパンツ。夏休みを楽しむシンプルなスタイル。（セントビンセント及びグレナディーン諸島・マスティク島、2019年7月21日）photo : Abaca

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ブルーのセーターにシャツの襟を出して、ちょっぴりタンタン風。もう、タンタンの冒険は読んだかな？　（カナダ・ヴィクトリア、2016年9月24日）photo : Getty Images

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冬でも半ズボンの王子さま。ハイソックスとセーターで、寒さ対策。（カナダ・ヴィクトリア、2016年9月29日）photo : Getty Images　

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赤い半ズボンが大好きなジョージ王子。（カナダ・ヴィクトリア、2016年10月１日）photo : Getty Images　

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冬に活躍するコートはこちら。（イギリス・バックルベリー、2016年12月25日）photo : Getty Images

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ベーシックをよく知る王子は、チェックのシャツを愛用。（ポーランド・ワルシャワ、2017年7月17日）photo : Getty Images　

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遊ぶときには、薄い生地の半ズボンで。（イギリス・グロスター、2018年6月10日）photo : Getty Images