フィリップ殿下、「メグジット」に激怒する。

Culture 2020.01.21

エリザベス女王の夫であるフィリップ殿下は、退院したばかりでまだ身体が弱った状態の中、メーガン妃とハリー王子が女王に対して「敬意を欠いている」と非難した。

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2019年5月18日、ウィンザー城でのレディ・ガブリエラ・ウィンザーの結婚式でのフィリップ殿下とハリー王子。 photo : Steve Parsons / Getty Images

英国メディアはこのニュースの続報を待っている状態だ。エディンバラ公爵フィリップ殿下は厳しい物言いで知られる。「なんと忌々しい! 何を考えているのか!?」と「メグジット(Megxit)」()、すなわちハリー王子とメーガン妃の王室離脱の声明に対して激怒している、と英タブロイド紙「ザ・サン」は王室に近い情報源からとして報道した。

このところ頻繁に入院を繰り返しているフィリップ殿下は、メーガン妃とハリー王子夫婦の「敬意の欠如」を強調しながら、孫からの衝撃的なメッセージによって「深く傷ついた」といわれている。

*メグジット:「Meghanメーガン妃」と「Exit=退去」を組み合わせた造語。

フィリップ殿下の疲労

「ザ・サン」の記事はセンセーショナルにこう伝えた。「公爵が失望しているというのは、かなり控えめな表現です。(中略)大変なショックを受けたエリザベス女王の姿を見るに耐えられず、公爵は怒ったのです」。フィリップ殿下はクリスマス休暇以来、女王とともにノーフォークのサンドリンガム宮殿で生活している。王室の側近によるとフィリップ殿下はほとんどの時間をベッドで過ごし、訪問者が長時間滞在すると、疲れを感じやすいという。

フィリップ殿下は2017年に96歳で引退するまで、637カ国を訪問し、5500回以上のスピーチを行い、22500回にも及ぶ王室行事をこなしていた。そのため、メーガン妃とハリー王子のメディアの影響による燃え尽き症候群を理解できない。

フィリップ殿下は、サンドリンガム宮殿で1月13日にエリザベス2世によって召集された緊急会議には出席しなかった。ハリー王子に加え、王位継承者であるチャールズ皇太子とウィリアム王子のみが招待された。

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texte : Marion Galy-Ramounot (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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