Things to Do! 2020 日本展開は？　注目の新進ストリーミングサービス。

Culture 2020.03.25

映画やドラマをストリーミング再生する動画配信サービスに新規参入が続々と。選択肢が増える分、楽しみ方も多彩に！

昨年11月のApple TV+のデビューに続き、新・動画配信サービスが、アメリカを皮切りに今年も次々とローンチの予定。ワーナー、ディズニー、ユニバーサルなど、映画製作のビッグプレイヤーが動画配信サービス事業に本格参入することで、ストリーミング市場の最大手であるNetflix、Amazon Primeから関連作品が撤退する動きも出ており、ユーザーをめぐる争奪戦の激化は必至だ。日本での導入はApple TV+以外は現時点では未定だが、加入するならどのサービスが最善か。各々の特徴を比較したうえで、自分好みの楽しみ方をいまのうちに押さえておきたい。

■Apple TV+

アップルのデバイス（一部他製品も可）内のApple TVアプリケーションから視聴する動画配信サービスが、日本を含む100カ国以上で昨年11月に一斉スタート。スティーブン・スピルバーグ、ロナルド・D・ムーア、スティーヴン・キングらビッグネームを制作陣に集めて挑む、クリエイティブなオリジナル作品が最大の売りだ。月額600円と手頃な料金設定だが、現在、アップル製品購入者は1年間無料で見放題になる特典も。

オリジナル作品の視聴のほか、数千本揃えた一般映画の購入・レンタルも可能。

M・ナイト・シャマラン監督が制作を手がける「サーヴァントターナー家の子守」は、シャマランファン必見のミステリードラマ。ハリポタシリーズのロン役でおなじみのルパート・グリントも出演。

リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンが主演を務める「ザ・モーニングショー」は、朝のニュース番組の裏側と、職場の複雑な男女関係を容赦なくリアルに描き、はやくも今年度のゴールデングローブ賞で3部門がノミネート。

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■Disney+

マーベル、ピクサー、スター・ウォーズシリーズ、フォックスを傘下に収めたディズニーが、その総力を結集させた動画配信サービスに進出。大注目のドラマ版スター・ウォーズ「マンダロリアン」など、グループ関連作品のオリジナルドラマの制作が目白押し。今後2年間で世界主要地域に進出予定だが、日本を含むアジアでの展開は未定。

■HBO Max

今年5月から米国でスタートする、ワーナー系列の動画配信サービス。「SATC」「ゲーム・オブ・スローンズ」など人気ドラマを豊富に擁したHBO、若い層をターゲットとするThe CWの作品をまとめて配信。さらに権利を持つ「フレンズ」の特番スピンオフなど、オリジナル作品の制作も手がけると目されており、一大勢力になる気配が濃厚だ。

■Peacock

今年4月に開始予定のNBCユニバーサルのストリーミングサービス。アメリカ版「The Office」をはじめとするNBCの人気作品、ユニバーサル・ピクチャーズ、フォーカス・フィーチャーズ、ドリームワークス・アニメーション、イルミネーションのヒット作品、さらにオリジナル作品でユーザーを呼びこみ、ニュースやスポーツ番組にも注力。