簡単で効果あり、ストレスを解消する3つの呼吸法。

Culture 2020.03.30

いったん手を休めて、呼吸をしよう。オフィスで、運転中に、あるいは自宅で爆発しそうになった時には、簡単にストレスをほぐしてくれる呼吸法を試してみたい。ソフロローグ(ソフロロジーを導く人)が3つの呼吸法をアドバイス。

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ストレッチや飲食よりも簡単な、ストレス解消法。photo : Getty Images

何もかもうまくいかない。そんな日は、ちょっとしたきっかけでいっぱいいっぱいになり、コントロールが効かなくなってしまうこともある。そんな時、気持ちを整え、ひと息入れ、瞬時に緊張を解いてくれる呼吸法がある。人に気づかれずにいつでもどこでもできる3つの呼吸法を、ソフロローグのアマンディーヌ・シュレールがアドバイス。

身体を温める呼吸法

アマンディーヌが呼吸法の「ベストセラー」と呼ぶ、最も効果の高い呼吸法がこちら。「一種の腹式呼吸です。デスクの椅子に座ったまま、片方の手を腹に当て、もう一方の手を腰に当てます。鼻から深く息を吸い、風船のようにお腹を膨らませます。その後、口から息を吐き出しながらお腹を引っ込め、肺の中の空気を出し切ります」

この一連の動作を1セットとして3回繰り返せば、マイナス感情が身体の外に排出され、気持ちが落ち着き、心拍数も下がる。次のセットに移る前には数秒間、「自然で静かな呼吸」を行うを間合いを取ること。こうして一息つくと、意識をいまこの瞬間に集中させやすくなる。

胸式呼吸

心身の不調、緊張やプレッシャー、ストレスはお腹に現れるもの。しかし、ソフロローグのアマンディーヌによると、胸部や喉にストレスが現れる人もいるという。「息苦しさや、胸が熱く焼けるような感じを覚える人もいます」。そういう人には胸を意識した呼吸法が最適だ。「両手を脇腹に当てます。周りの人には考えごとをしているように見えるでしょう。鼻から息を吸い込み、スーパーヒーローになったイメージで胸を大きく膨らませます。そして、口から息を吐いて、取り込んだ空気をすべて出します」。セットとセットの間にインターバルを取りながら、一連の動作を3回繰り返す。

ソフロ式マイナス感情排出法

ヨガのリラクゼーション法を取り入れた呼吸法で、身体を緊張させることで気持ちをリラックスさせる効果がある。「鼻から息を吸って、息を止め、全身に力を入れます。それから身体の力を抜きながら、息を吐き出します」。あふれそうな感情が排出され、張り詰めた神経が解れていくのがわかるだろう。

それぞれの呼吸法は目を閉じて行うのがベスト。気持ちが軽くなり、心地よい風景が見えてくるはずだ。

 

 

 

 

 

 

texte : Lisa Connan (madame.lefigaro.fr)

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