寝つきをよくするために取り入れたい、足のマッサージ。

Culture 2020.04.25

眠りたいのに、頭がエンジン全開? 寝つきをよくするにはリフレクソロジーを応用した足マッサージが効果的。専門家がアドバイスする方法を、さっそく今夜から試してみて。

200423-se-masser-les-pieds-avant-de-dormir.jpgマッサージは感情と結び付く左足から始めよう。photo : Getty Images

今夜から日課に取り入れたいマッサージ、それはリフレクソロジー。足のさまざまな部位が身体の特定の部位に対応しているという発想に基づいた民間療法だ。足の特定の部位を押すことで身体の不調を改善するわけだが、今回はストレス解消、寝つき改善に効果のある、自分でできるマッサージ法を紹介する。

マッサージは就寝前の15分間、それぞれ数分ずつ行う。「自分がもっともリラックスできる姿勢で行います。感情と深い繋がりがある左足から始めましょう」と話すのは、反射療法士のデルフィーヌ・ボーヴィランだ。「心身のリラックスや緊張の緩和、呼吸が穏やかになる、寝つきがよくなるなどの効果があります」。足湯で足を温めた後に、オイルやシアバターを使ってマッサージするのがおすすめだ。

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リラックスの中心、親指。

リフレクソロジーでは、足の親指の上部は、頭部と脳に関連するゾーンと考えられている。気分をリラックスさせるには、片足ずつ、親指を下から上に向けて3回マッサージ。「親指の中心部は脳下垂体(ホルモンを生成する内分泌腺)に対応しています。この部位をマッサージすると、寝つきの改善に効果があります。ここを2~3分押します」

寝つきをよくするには、通称「睡眠のホルモン」と呼ばれるメラトニンを刺激するのが効果的。メラトニンは覚醒と睡眠のサイクルを調整する役割を担っている。ボーヴィランのおすすめは、「親指の先端を2~3分押す」マッサージだ。また日中に首や肩に溜まった疲労を解消するには、親指のつけ根を3回押すといい。

腹腔神経叢をケアする。

胸と臍の間にある腹腔神経叢は、インド伝統医学アーユルヴェーダでチャクラと呼ばれる、身体のエネルギーが集まる7つのポイントのひとつ。リフレクソロジーでは、この部位は感情の交差点として位置づけられている。「ここをケアするには、足指の付け根の膨らみのすぐ下を、全体に波形を描くように押します。これを3回繰り返して」。指の付け根の膨らみ部分は胸部と肺に関連しているから、緊張を感じる時にこの部位を押すと、呼吸を落ち着かせる効果がある。こちらも3回繰り返す。

腰の痛みを和らげる。

腰が痛くて眠れないときも、リフレクソロジーが腰痛の緩和に役立つ。「まずかかと、続けて土踏まずの中央(腰椎に対応する)を押し、最後に親指の先(頚椎に関連する)を押します」。不眠に悩んでいる人は、かかとの真ん中を押し、それから円を描くように2~3分マッサージを行うといい。

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texte : Lisa Connan (madame.lefigaro.fr)

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