ふきのとうカレーでロゼワイン。
平野由希子の季節のおつまみ 2025.02.17
ふきのとうの季節の始まり。早春はほろ苦い山菜でワインを飲むのが楽しみのひとつ。今年の新作レシピはふきのとうのカレー。いつもは香菜を加えてつくるレシピをふきのとうでアレンジしてみたら、ほろ苦さとスパイシーのバランスのとれたカレーになりました。ちょっと大人味。これはなかなかいいかも。
春菊の軸を塩もみにした菜飯を添えましたが、おつまみカレーとして、そのまま食べてもよさそう。蕎麦前に食べるようなイメージでしょうか。レシピはシンプルなスパイスレシピにしましたが、味噌を加えてもよさそうです。
合わせたのはローヌのロゼワイン。光は少しずつ春。ロゼワインの似合う季節がやってきました。
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ふきのとうカレー
<材料 2〜3人分>
ふきのとう 6〜8個(100g)
合い挽き肉 250g
にんにく、しょうが 各1かけ
クミンシード(ホール) 小さじ1
カレー粉 大さじ1と1/2
トマトペースト 大さじ2
水 1/3カップ
サラダオイル 大さじ1
塩 小さじ1
こしょう、好みのスパイス(ガラムマサラなど) 適量
1. ふきのとうはざく切りにする。切っていると黒ずんでくるが気にせずに。切ったらすぐに炒められるように準備しておく。にんにく、しょうがはみじん切りにする。
2. 鍋にサラダオイル、にんにく、しょうが、クミンシードを入れて熱し、香りが出てきたらふきのとうを加え塩をふってしんなりするまで炒める。
3. ひき肉、カレー粉を入れて炒め合わせる。色が変わったら、トマトペースト、塩、水を加えて10分煮る。塩、こしょう、仕上げにスパイスを加えて味をととのえる。
トッピングはふきのとうをゆでてオイル漬けにしたものを。
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【お知らせ】
平野由希子さんが、愛猫クミンと南仏の自然豊かな農村カブルスピーヌに滞在した思い出をまとめた書籍が発売に。
『南フランス 猫と旅する美しい村』
¥2,090(産業編集センター刊)
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フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir