94歳のいまも、乗馬を愛してやまないエリザベス女王。

Culture 2020.06.04

94歳になったいまも、大好きな乗馬を決してやめないエリザベス女王。バッキンガム宮殿が公開した一連の写真からも確認できるように、女王はいまだに馬に乗り続けている。

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ウィンザー城の庭で馬に乗るエリザベス女王。photo : Abaca

5月31日、ロックダウン開始以降初めてエリザベス女王の写真が公開された。夫のフィリップ王配とともにウィンザー城での自主隔離を続けているエリザベス女王。その庭で撮られた公式写真は、94歳の女王が柄物のスカーフとツイードのジャケットに身を包み、乗馬を楽しむ姿を捉えている。キャプションによると、女王は子どもの頃から乗馬に親しみ、所有する馬の健康管理にいつも注意を払ってきたという。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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BBCの報道によると、エリザベス女王の最後の公式写真は3月19日、ウィンザー城へ向けてバッキンガム宮殿を後にする姿を写したものまでさかのぼる。

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女王の自由時間。

新型コロナウイルスの蔓延により公務が制限されているいま、エリザベス女王は馬に乗ることで自由な時間を満喫しているという。フィリップ王配とともに散歩も楽しみ、それらが彼女を「素晴らしい気分」にさせていると米『ヴァニティ・フェア』誌は伝えている。同時に、女王はいままでにないほどフィリップ王配と過ごし、毎晩夕食をともに採っており、女王は夕食のためにきちんと着飾っているのだろうと身近な関係者はその記事で語っている。また、その関係者は女王が毎日馬に乗っていることも明かした。
 

 

68年間の在位のなかで最長のオフ期間にもかかわらず、94歳の君主は可能になればいつでも公務に戻るつもりであり、再びすべてが正常に戻ることを待ちわびていると、王室関係者はヴァニティ・フェア誌に語った。

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「彼女は国家元首としての仕事を十分果たしている。」

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バッキンガム宮殿での「トゥルーピング・ザ・カラー(女王の誕生日を記念した式典)」でのエリザベス女王。(イギリス・ロンドン、1983年6月11日)photo : Abaca

バッキンガム宮殿から40km離れたところで自主隔離をしながらも、エリザベス女王は引き続き仕事をしっかりとこなしている。女王は5月8日の20時、BBCテレビを通じて国民にメッセージを送った。これは父であるジョージ6世が1945年にラジオ演説を行った日時と同じだ。彼女のスピーチは、第二次世界大戦のヨーロッパでの終戦とナチスに対する連合国勝利の75周年を祝うものだった。またそれは、コロナ禍における彼女の2度目の君主演説でもある。

4月5日に行われた1度目の演説は、歴史的なものになった。およそ4分間のこのスピーチをイギリス中で2400万人が見守った。女王は引き続き政府からの機密書類が入った「レッド・ボックス」を受け取り、毎週首相との引見に出席している。彼女の退位や隠居をほのめかすものは何もなく、現在も十分に国家元首の機能を果たしていると、匿名の証言者は語っている。

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texte : Lisa Kassab (madame.lefigaro.jp)

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