現代人への皮肉とユーモアを、ポップサウンドに乗せて。
Culture 2020.07.12
ゴージャスでシニカルな、フランス産エレクトロ。
『ドメスティケイティド』/セバスチャン・テリエ
ランブリング ¥2,750(5/29発売)
ダフト・パンクとの交流やウィークエンドにサンプリングされるなど、世界中で評価されるフレンチエレクトロの旗手。ソフィア・コッポラが命名した表題は“飼いならされた者”という意味で、日常に追われる現代人を皮肉っている。1980年代風味のポップサウンドには、クールながらどこかユーモアも。シャネルのモデルに抜擢されるのも納得のおしゃれな作品。
*「フィガロジャポン」2020年7月号より抜粋
réalisation : HITOSHI KURIMOTO