音楽があの場所へ連れて行ってくれる。 CERO × パタヤ|海辺の一日をセンチメンタルに締める曲。

Culture 2020.12.02

旅には音楽がつきもの。なかなか旅に出られないいま、プレイリストで旅気分を味わいたい。CEROは、タイのパタヤで島時間を満喫した一日を締めくくりたい5曲をセレクト。

CERO × PATTAYA

2012xx-music-7cities-6-02.jpg

これまで数多くの旅に出かけましたが、タイのラン島とパタヤシティの旅は格別でした。

ラン島への船が出港するパタヤシティは、タイの首都バンコクから車で2時間ほどのビーチリゾート。タイ特有のエキゾティックなムードがありつつ、都会的な部分と田舎的な部分がほどよいバランスでミックスされた海の街です。ラン島へは、フェリーで40分ほど。島では海で遊んだり、砂浜で屋台のごはんを食べながらビールを飲んだりします。個人的なオススメは、複数あるビーチを移動するバイクタクシー。おじさんの運転するバイクの後ろにまたがって、島の中央にある峠を越えて別のビーチに向かうまでの一連の流れが、ひとつのアトラクションのようで爽快です。

夜はパタヤに戻り、繁華街で賑やかな夜を過ごすもよし、ビーチで灯篭に火を灯し、それを空に上げて見送りながら静かに過ごすもよし。この選曲は、そんな一日のBGMになる5曲です。(橋本翼)

PLAYLIST

1. 幻想的な中国エレクトロは、海をかき分けて進む船のイメージ。
2. なんて海洋的な音楽なんだ、と一聴して感動。
3. 船での移動時、景色とリンクして少しずつ人生が死に向かって進んでいくような感覚を覚える。ブラジルの鬼才のセンチメンタルな曲が合う。
4. 島の海で澄んだ海中をボーッと眺めている時に。不規則で独特なボーカルのエコー処理もおもしろい。
5. パタヤの賑やかさ、人の多さにぴったりなタイのポップチューン。

2012xx-music-7cities-6-01.jpg

CERO|セロ
ミュージシャン
2004年結成。メンバーは髙城晶平(右)、荒内佑(中央)、橋本翼(左)の3人。それぞれが作曲、アレンジ、プロデュースを手がける。音楽的快楽とストーリーテリングの巧みさを併せ持ったバンド。

*『フィガロジャポン』2020年8月号より抜粋

【関連記事】
山田智和 × ニューヨーク|一日の時の流れに合わせて聴く曲。
コムアイ × 南インド|人々との縁を導いた古典音楽。
ERI × マラケシュ|邸宅を貸し切って酔いしれたい夜の音。
カワイイ旋風を巻き起こす、オンナバンドCHAI。
在バンコク22年の日本人が厳選したおしゃれ土産。

interview et texte : KENJI YAMAZAWA, YUJI IWASAKI

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリとバレエとオペラ座と
世界は愉快

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories