HBOが「ゴシップガール」リブート版の最新映像公開。
Culture 2020.12.09
11月に開設されたリブート版(*)「ゴシップガール」のインスタグラムアカウントには、新たなキャラクターたちの未公開写真が多数掲載されている。オリジナル版のファンたちの期待にもこたえられそうだ。
リブート版「ゴシップガール」の主要キャストが集まり、メトロポリタン美術館の階段で撮影が行われた。(ニューヨーク市、2020年11月14日)photo : Abaca
アッパーイーストサイドに暮らすセレブな若者たちの奔放な生活ぶりを描いたドラマが再び戻ってくる。リブート版「ゴシップガール」の公式インスタグラムアカウントは、新ドラマの未公開イメージと写真をシェアした。「親愛なるみんな、怖がらないで。唯一の情報源はここよ。私はあなたのことを絶対スルーしないってわかっているわよね。xoxo ゴシップガール」
2000年代のヒットドラマが間もなくストリーミングサービスHBO Maxで待望のカムバックを果たす。1話1時間の全10エピソードで、新世代のリッチなティーンたちを描く。
インスタグラムからスターやブロガー、インフルエンサーが輩出されるこの時代、ニューヨークのエリートたちに関する有名ブログやゴシップを再び立ち上げるにはぴったりのタイミングだろうか?
*同じ原作をベースに、過去作品を新たな視点で作り直した作品。
SNS世代のゴシップガール。
すでに23万4000人のフォロワーを抱えるゴシップガール公式アカウントの第1回の投稿には、黒い背景に白い文字で「You know, it's who's on the inside that counts.(大切なのは中身って知っているよね)」と書かれている。続いて、キャストの写真と短い映像が投稿された。ゴシップガールらしいユニークなスタイルで、若者たちのちょっとした行為や動作を、まるでパパラッチのようにこっそり撮影した写真の数々を思い起こさせる。
しかし今回、そのスタイルはもっと現代的になり、スマートフォンで撮影されていて、誰もがフォトグラファーになり得ることを意識させられる。2019年7月、脚本家のジョシュア・サフランはハリウッドのレポーターに対し、それこそが望んでいる雰囲気だと語った。
「これはニューヨークにおけるこの特殊な社会に対する新たな見方であり、そして社会は絶えず変化している。世界は、SNSとその影響は、この12年間でどう変化しただろうか? そうしたことを考えれば、昔のストーリーをやり直すのではなく、12年後の世界を見るほうがいい。ストーリーをやり直すことに興味がある人はいないよ」。インスタグラムの投稿の終わりには次のようなメッセージが。「このページを見て」
11月初旬から正式に撮影が開始されたが、本ドラマシリーズは21年にHBO Maxで放映を予定している。第1話放送までにはまだ時間があるから、インスタグラムをチェックしながら楽しみに待ちたい。
texte : Solène Bonnet (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi