22歳の歌姫が、BTSを手がけたスタッフ起用し新作発表。

Culture 2021.02.09

心を揺さぶる声を持つ、フランス発の若き才能。

『トゥイステッド』/マリーナ・ケイ

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ビッグ・ナッシング ¥2,530

何度も人生の荒波をくぐり抜けてきたかのような、情感にあふれた堂々たる歌いっぷり。しかし可憐な風貌と、まだ22歳という若さを知れば、かなり驚かされるのではないだろうか。確かにマリーナ・ケイのキャリアはその年齢にしては長く充実している。

13歳の時にオーディション番組でアデルとケイティ・ペリーの楽曲を歌って優勝し、本国フランスでは知らない人はいないという。すでに2枚のアルバムを発表し、いずれも大ヒット。歌い手としてだけでなくソングライターとしても高い評価を得ている。

3年ぶりとなる本作でも、その力強い歌声は健在。全編英語詞でありながらどこかフレンチ特有のアンニュイさも感じられる。BTSを手がけたデイヴ・スチュワートとジェシカ・アゴンバーを起用し、グローバルな展開も期待できる極上のポップ作だ。

*「フィガロジャポン」2021年2月号より抜粋

réalisation : HITOSHI KURIMOTO

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