ハリー王子夫妻の特番、英国の半数以上が「チャンネル替える」。

ハリー王子とメーガン夫人は3月初め、CBSテレビの花形司会者のインタビュー特番に出演予定。しかし英タブロイド紙「ザ・サン」が行った世論調査によると、イギリス人の半数以上がこのインタビューの放映時にチャンネルを替えると回答した。

ニュージーランド訪問時の初日に、新設されたイギリス軍参戦の記念碑とプケアフ国立戦争記念公園を訪問し黙祷を捧げるサセックス公爵夫妻。（ウェリントン、2018年10月28日）Photo : Abaca

ハリー王子夫妻にとって、この状況はまるで大荒れの空模様のようだ。近々夫妻は、オプラ・ウィンフリーによる90分間の独占インタビューで新生活について話すというのに、この出来事に関してイギリス人の意見が分断している。大手世論調査会社YouGovが2月20日に実施した調査では、回答者の半分以上が、3月7日にCBSテレビで放映されるハリー王子とメーガン・マークルのインタビューを見ないだろうと答えている。

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「不適切な」インタビュー

「ザ・サン」の報道によると、イギリス人はとりわけこの独占インタビューについて「不適切である」と考えるなど、はっきりとした意見を抱いているようだ。YouGovが実施した調査で、オプラ・ウィンフリーが夫妻にロイヤルファミリーでの経験談を中心にインタビューすることついて意見を尋ねたところ、4334人の回答者のうち、46％はこれを不適切だと感じ、29％は適切だと感じたと回答している。残りの25％は、この質問に対して「わからない」と答えている。

アーチーの両親となったハリー王子とメーガン夫人は、2020年1月に王室離脱いわゆる「メグジット」を発表して以来、自分たちの新生活について沈黙を守ってきたのに、いまになって包み隠さず胸の内を明かす決意をした。夫妻は今回、自分たちの結婚式にも列席し、いつも自分たちの決断を擁護してくれる友人のオプラ・ウィンフリーを信頼することにした。しかもこの有名な司会者は、メーガン・マークルとハリー王子が、正式にエリザベス女王に現役の王族メンバーを退くことを告げるほんの数時間前まで、彼らと一緒に過ごしていたのだ。

ある情報筋は英紙「サンデー・タイムズ」に、オプラ・ウィンフリーは「彼らの確執について独占的に解明」できたと打ち明けた。イギリス君主制に衝撃を与えた「メグジット」は、その発表以来、王室を心配させてばかりいる。その日が近付くにつれ、バッキンガム宮殿は「神経をすり減らしている」様子であり、ウィリアム王子は夫妻が何かを暴露しかねないと考えるだけで「不安になる」と述べている。