チャールズ皇太子、末息子ハリーに「打ちのめされた」。

Culture 2021.03.12

3月7日に放映されたオプラ・ウィンフリーによるハリー王子夫妻のインタビュー。末息子の発言を聞いていたら、チャールズ皇太子は「非常にがっかり」しただろう。それだけに、皇太子はテレビインタビューを見ることさえできなかったらしい、と3月10日、アメリカ版「ヴァニティ・フェア」が伝えた。

prince-charlesのコピー.jpgオプラ・ウィンフリーによるハリー王子夫妻のインタビューを聞いていたら、チャールズ皇太子は「非常にがっかり」しただろう。(ロンドン、2021年3月9日) photo : Abaca

微笑みと沈黙。それが、3月9日行われた公式訪問の際に、メーガン・マークルとハリー王子のインタビューについて質問されたチャールズ皇太子の答え。だが、実際には、チャールズ皇太子は、このテレビインタビューに「打ちのめされて」いたようだ。

「口出しされることはないでしょうが、皇太子は、語られた内容に非常に驚き、失望しています」と3月10日のアメリカ版「ヴァニティ・フェア」で、皇太子に近い友人が表明した。「インタビューはご覧になっていませんが、もちろん耳に入っています。サセックス公夫妻に裏切られたと感じています」。

もう一人の匿名の消息筋も、「インタビューはご覧になっていない。おそらくカミラ夫人は少し見ているでしょうが、チャールズ皇太子はご決心がつかなかった」と語っている。皇太子は、個人秘書に、放送のブリーフィングを求めることさえしなかったようだ。

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人種差別的発言

プライベートでは、チャールズ皇太子は、末息子がインタビューで語った内容に「打ちのめされた」はずだ。

オプラ・ウィンフリーとの対話の中で、ハリー王子は確かに、父親から生活資金を断たれたと話している。これは皇太子の周囲がきっぱりと否定するところだ。そして、皇太子が一時期、息子からの電話に出なくなった時期があり、父から「見捨てられた」と感じた、とも発言した。チャールズ皇太子はメディアにさらされる「苦しみ」を経験しているはずなのに、と。

一方、メーガン・マークルは、ロイヤルファミリーの一員が、息子のアーチー君が誕生したらどんな肌の色になるか「心配」したと告白。この発言はエリザベス女王からでも、フィリップ王配からでもない、とサセックス公夫妻は言い切った。つまりチャールズ皇太子は、この発言をしたかもしれない人物の一人というわけだ。エリザベス女王は、その後、公式声明を発表。王家はこの人種差別的発言への告発を「深刻に捉え」ており、ファミリー内で話し合う、と表明している。

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ウィリアム王子の ”怒り”

しかし、チャールズ皇太子側は、ハリー王子夫妻に何度も救いの手を差し伸べていたと考えている。アメリカ版「ヴァニティ・フェア」によると、家族の関係が悪化する中、チャールズ皇太子はウィリアム王子とキャサリン妃に、ハリー王子夫妻をクリスマスにノーフォークの自宅に招待するように頼んでいたという。

しかしその後、メーガン・マークルはオプラ・ウィンフリーに結婚式の前に義姉であるキャサリン妃に泣かされたと語った。これが、ウィリアム王子の機嫌を損ねてしまったよう。「ウィリアム王子は怒り、動揺している。キャサリン妃を巻き込んだメーガンへの恨みはなかなか消えないでしょう」と匿名の消息筋は語っている。

一方、チャールズ皇太子は、結婚式でメーガン・マークルをエスコートしてバージンロードを歩いひとときが、人生で最も幸せな瞬間のひとつだと語っているそう。彼は今、孫のアーチーとの再会を心待ちにしているという。

Chloé Friedmann 1 ( madame.lefigaro.fr )

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