ハリー王子&メーガンの「極秘婚」に英国国教会が反論。
Culture 2021.03.18
オプラ・ウィンフリーとのインタビューで、メーガン・マークルとハリー王子は、メディアで大々的に報じられたウィンザー城での結婚式の3日前に秘密裏に結婚式を挙げていたことを明かした。しかし、イギリス国教会のメンバーは、これを否定している。
ウィンザー城で盛大に執り行われたメーガン・マークルとハリー王子の結婚式。(イギリス、2018年5月19日) photo : Abaca
3月7日、オプラ・ウィンフリーのインタビューで、メーガン・マークルはウィンザー城でのロイヤル・ウェディングの3日前に、ハリー王子と秘密裏に結婚式を挙げていたことを明かした。これに対し、英国国教会のマーク・エドワーズ牧師は、この「極秘婚」が執り行われた事実はないと反論している。
【関連】メーガン・マークルは、カンタベリー大司教の立ち合いのもと、ハリー王子と秘密裏に結婚式を挙げたと主張。
英「デイリー・メール」紙によると、エドワーズ牧師はカンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビーの住居であるランベス宮殿のスタッフと話をしたが、ハリー王子夫妻と大主教の会合には、結婚の誓約の要素はなかったと聞いているという。「ジャスティンは、庭でお二人と式についてプライベートな会話をしましたが、全英で放映された式の前に、結婚式を行った事実はないと断言できます。ジャスティンがプライベートな結婚式を執り行うことはありません」と断言した。
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居心地の悪い立場に立たされた英国国教会
メーガン夫人が主張する秘密裏でのプライベートな挙式が明らかになれば、「牧師たちは難しい立場に立たされる」とマーク・エドワーズ牧師。実際、英国国教会では結婚の有効性を証明するため、少なくとも2人の証人の立ち会いの下「定められた礼拝所」で式を挙げることを求めている。
エドワーズ牧師にとって、ハリー王子夫妻の発言は英国教会が定めたルールに疑問を投げかけるものだった。「証人の下で誓約をして、初めて法的な結婚と認められるのか、それともいまは聖職者とカップルとの取り決めだけで結婚が成立するのか? 証人の立ち会いなしで、庭の奥でプライベートな挙式ができるようになったのか?」。プライベートな結婚式のリクエストが急増しているなか、エドワーズ牧師は疑問を呈する。
「ジャスティン・ウェルビー大主教はコメントを拒否していますが、それは私たちの助けにはなりません。(中略)ロックダウン中にプライベートな挙式をすることができるのか、と尋ねられたことがありますが、その都度、それが法的な結婚にはならないことを説明しなければなりませんでした」
texte : Léonie Dutriévoz (madame.lefigaro.fr)