エリザベス女王、息子と孫のため葬儀の慣例を破る。

フィリップ王配の葬儀での王室メンバーの服装について、エリザベス女王は例外的な決定を下した。

エリザベス女王は4月17日に行われる夫の葬儀で、王室メンバーが軍服を着用しないことを決めた。 photo : Getty Images

和解の兆しとなる葬儀。4月17に行われるフィリップ王配の葬儀について、デイリー・メール紙は、王室の男性メンバーは全員、伝統的な軍服ではなく普通のスーツを着用することを明らかにした。

バッキンガム宮殿に近い関係者によると、エリザベス2世は共通の利益のため、そしてハリー王子とアンドルー王子に恥をかかせないために、この決断を下したという。

孫のハリー王子はは海兵隊元帥などの肩書きを返上しており、軍服を着ることができない。さらに、エプスタイン事件によって窮地に立たされているアンドルー王子については、英国海軍の制服の着用を希望しているが、それはかないそうにない。

なぜなら彼には英国海軍中将という肩書きは残っているものの、ジェフリー・エプスタインの児童性売買事件への関与を理由に、2019年11月以降、公の場での活動をすべて取りやめている。そしてこのスキャンダルが原因で、彼は大将の称号を辞退することになったのだ。

ハリー王子とアンドルー王子だけが私服ということにならないよう、エリザベス女王は、今回の葬儀では軍服を着ないという決定を下した。男性はスーツ、またはモーニングコートにブラックタイを着用。女性は、黒い服を着ることになる。

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家族による追悼

4月9日に99歳で死去したフィリップ王配は、「大きな喪失感」を残した。

英国王室は17日、感染症防止のため、少人数でエディンバラ公との最期の別れを惜しむ。参列者には、女王と王配の子どもであるチャールズ皇太子、アン王女、アンド王子、エドワード王子とその子どもたちが参加するだろう。

王配の死後、それぞれのメンバーが王配に感動的な追悼を捧げている。

ウィリアム王子は、エディンバラ公が王子の長男であるジョージ王子を馬車に乗せている写真を投稿。ハリー王子は、「おじいちゃん」のための特別な場所を、自分だけでなく、メーガン、アーチー、そして生まれてくる娘の心の中に持ち続ける、と述べた。