キャサリン妃が、本の妖精に変身!

Culture 2021.05.11

5月7日、ケンブリッジ公爵夫人が出版に貢献したコロナ禍の写真集『Hold Still』が発売された。この機会に、公爵夫人の言葉が添えられた150冊が、英国各地のパブリックスペースにこっそりと置かれることに。

そのうちの一冊を置いたのは、キャサリン妃自身だった。

00-210511-kate-middleton-participe-a-une-chasse-au-tresor.jpg

ケンブリッジ公爵夫人は、5月7日、コロナ禍についての写真を集めた『Hold Still』刊行の機会に、The Book Fairiesに参加した。photo:Abaca

「宝探し開始!」。5月7日、ウィリアム王子とキャサリン妃は、インスタグラムのアカウントで、動画とともに本探しの開始を告げた。その本は『Hold Still』。キャサリン妃の協力で実現した、コロナ禍についての写真集だ。

オンライン書店での発売開始にあたり、そのうちの150冊を英国各地の秘密の場所に隠すという計画に、キャサリン妃が参加したのだ。SNS上に投稿された短い動画には、ある噴水の正面の芝生に本を置く彼女の姿が写っている。英国メディアによれば、この噴水はケンジントン宮殿のすぐ近くだという。

---fadeinpager---

キャサリン妃、“本の妖精”に

インスタグラムの投稿に添えられたコメントによると、この宝探しは、The Book Fairies(本の妖精たち)のイギリス支部との協力で実現したもの。世界中で本のシェアと譲渡のための活動を行なうこの団体は、人々に、公共の場に本を置いて他の人が発見し利用できるようにと呼びかけている。エマ・ワトソンも、映画『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語』の公開の際に、同様の宝探しに協力したことがある。

「どの本も金のシールと金のリボンで飾られ、中には公爵夫人の手紙が入っています。この活動をより特別なものにするため、The Book FairiesとHold Stillの審査員、そして写真を撮影した100人(編集部中:本の掲載に選ばれた写真)が、それぞれ、ロックダウンの期間に希望を与えてくれた場所に、本を置くことにしました」とインスタグラムで説明している。

The Book Fairiesが配った「Hold Still」の中には、キャサリン妃がサインをした次のような言葉が挟み込まれている。

「この本を見つけた方へ。『Hold Still』は、昨年、最初のロックダウンを経験した私たちの国の姿を撮影した写真プロジェクトの記録です。掲載された写真は、私たちみんなが直面した挑戦について語ると同時に、この今までにない経験の中で、私たちがどのように力を合わせてきたかも物語ります。私はこのプロジェクトのために国立ポートレート・ギャラリーと緊密に協力して働いたことを誇りに思い、また、全国の“本の妖精”たちが、これらのイメージを『Hold Still』の中心となるコミュニティに投げ返してくれることを心から嬉しく思っています。次の誰かがこの本を楽しめるように、読み終えたらぜひ、あなたの町のどこかにこの本を置いてください」

 

デイリー・メイル紙が報じているように、この本はすぐさまアマゾンのベストセラーリストにランクイン。本の売り上げは国立ポートレート・ギャラリーとメンタルヘルスの慈善団体Mindとの間で平等に分けられることになっている。

text:Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories