韓国の若きフェミニスト、シンの共生するための知恵。

Culture 2021.06.06

身の回りの小さな出来事をきっかけに社会に疑問を持ち、新しい提案を掲げて、軽やかに行動に起こす若者たち。25歳の若さで、国会議員選挙に出馬したシン・ジイェの声。

シン・ジイェ

Seoul

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1990年、韓国・仁川生まれ。
女性新聞ジェンダーポリティックス研究所所長、韓国女性政治ネットワーク代表を務める。
@from_jiye90

平等のために知恵を分け合う、 献身性を持つ人でいたい。

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2018年に続き今年もソウル市長候補に出馬し、落選してしまったものの、彼女の存在は#MeToo運動を前進させた。「韓国の民主主義を発展させるため、特に若い世代の政治結集が必要。それが私が政治を始めた理由」。15年頃から大きな動きを見せるフェミニズムリブートにより、多くの女性が政治の重要性を認識。半世紀にわたって急激な経済成長を遂げた韓国の次の課題は、男女平等だと捉える人が増えている。彼女が代表を務める韓国女性政治ネットワークでは、パク・ウォンスン前ソウル市長のセクハラ事件の被害者のために動き続け、SNSを駆使して働きかけている。数千年間続いた人類の繁栄は、人間が賢いからではなく、共生するために知恵を分け合ってきたと考え、「知恵を繋いでいこうとする人は美しい。自分の人生を高めながら、他者の問題を自分事化して向き合い、社会に献身できる人でいたい」

>>世界にイノベーションを起こす、ミレニアルズ12人の声

*「フィガロジャポン」2021年7月号より抜粋

text: Ja-Kyung

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