石井リナ、女性の身体にもっとポジティブな選択肢を。

Culture 2021.06.07

身の回りの小さな出来事をきっかけに社会に疑問を持ち、新しい提案を掲げて、軽やかに行動に起こす。いま、知っておきたいミレニアルズの声を聞こう。

石井リナ

Tokyo

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1990年生まれ。IT系広告代理店を経て、2018年にBLASTを創業。
昨年、フェムテックブランドNagiをスタート。
@rina_ishii_99

女性の身体に、 もっとポジティブな選択肢を。

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世界を席巻した#MeTooをきっかけに、日本のジェンダーギャップ指数の低さを知った石井リナが、「女性をエンパワーメントする」をコンセプトに起業したのは27歳の時。セックス、差別、選択的シングルマザー……幅広い社会課題を扱うウェブメディアBLASTを運営する中で、女性の身体にまつわる問題にポジティブな選択肢を幅広く提示したいと、吸水ショーツの開発をスタートする。フェムテックへの理解が圧倒的に低い中、投資家を回って資金調達を行い、試作を重ね、ついに高機能ショーツNagi(写真)が完成。発売1週間で、初回生産分2000枚が完売した。快適に、ポジティブに使うことができる吸水ショーツは、日本の社会にフェムテックを浸透させる後押しとなっているようだ。「自分の身体をコントロールすることは、自分の人生をコントロールすること」と話す。今後は、ジュニア用や尿もれ用など、幅広い年齢層に対応する商品の開発を目指していくという。

>>世界にイノベーションを起こす、ミレニアルズ12人の声

*「フィガロジャポン」2021年7月号より抜粋

text: Ryoko Kuraishi

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