ダイアナ妃、最後の電話の内容が明らかに。

1997年8月31日の事故で亡くなる前日、プリンセス・オブ・ウェールズは友人の一人に電話をかけた。その友人は当時の会話を覚えており、ドキュメンタリー番組「Diana」のために、その内容を語った。

（1988年11月）photo : Getty Images

「警察の話では、彼女が最後に電話で会話した相手は私だったそうです」。 英国のジャーナリストであり、ダイアナ妃の友人でもあるリチャード・ケイは、ダイアナ妃の命を奪った悲惨な交通事故の前に、彼女と電話で話した最後の人物だった。

6月24日にイギリスで放送されるドキュメンタリー番組「Diana」では、その日に彼がダイアナ妃と交わした会話を再現している。6月18日、「Mirror」紙がこの内容を報じた。

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新たな出発

「彼女は気分が良さそうだった」とリチャード・ケイは振り返る。しかし、何よりも「息子たちに会いに戻って来たかったようだ」

当時15歳だったウィリアム王子と、当時12歳だったハリー王子の母は、死の当日、パリにいた。彼女はパートナーのドディ・アルファイドと、サルデーニャ島でのバカンスから戻ってきたところだった。

「彼女は絶望的なまでに再出発を夢見ていて、心機一転、何か違うことをしてみたいと願っていました」とリチャード・ケイ。彼によるとダイアナは、「別の種類のロイヤリティを探してみたい」と考えていたという。

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ダイアナ妃へのオマージュ

世界中から「ハートの女王」と呼ばれた女性は、7月1日、60回目の誕生日を迎える。この日、ふたりの息子は、ケンジントン宮殿でダイアナ妃の銅像の除幕式に出席。それぞれが母親に敬意を表し、式典でスピーチを行う予定だ。

ハリー王子の妻であるメーガン夫人は出席しない、とても特別な日——。メーガン夫人は6月4日、第2子を出産した。赤ちゃんの名前はリリベット・ダイアナ。曾祖母であるエリザベス女王と亡き祖母を偲んで名づけられた。