毎日シャワーを浴びるべき? ハリウッドで議論勃発。

Culture 2021.08.23

ミラ・クニス、ジェイク・ギレンホール、カーディ・Bなど、個人の衛生に関する意見はハリウッドを二分している。石鹸を使うのをやめた人もいれば、毎日の清潔さを重視する人もいる。あるいは、1日に何回もシャワーを浴びる人も。

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バスケットボールの試合でコートサイドに座るアシュトン・カッチャーとミラ・クニス。(2019年1月29日、ロサンゼルス) Photo: Abaca Press

毎日のシャワーは必要だろうか? この質問に対する答えは、ハリウッドのセレブたちの最近の発言によると、それほど明白ではない。最近ではインタビューやSNS上で、それぞれが自身の衛生習慣について語っている。これによれば明らかにふたつのグループに分かれるようだ。それは、愛猫のトイレの匂い(つまり臭いもの)が好きなタイプと、シャワーヘッドから出てくる綺麗な水が好きなタイプだ。

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極端に汚れたら洗う

この驚くべき議論は、俳優のミラ・クニスとアシュトン・カッチャーによって再燃した。7月19日に放送された俳優のダックス・シェパードが司会を務めるポッドキャスト番組の中で、夫妻は子供たち(ワイアット・イザベル君(6歳)とディミトリ君(4歳))を毎日お風呂に入れていないと説明していた。「汚れがついていたら洗う。そうでなければ意味がない」と、ブラック・スワンの女優は語っている。彼女の夫も同意見で顔や脇の下、陰部はサッと水をかけるだけで洗うと言う。

俳優のジェイク・ギレンホールも同様の考えを持つ。雑誌ヴァニティ・フェア8月号で、ジェイクは「入浴の必要性は低くなった」との考えをますます強めている。 また「洗わないことは肌にとても良いことであり、自然に洗われるものだと信じている」と語りつつ、毎日歯を磨いていることを断言している。

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不安とジョーク

しかし、この新たなニューエイジの習慣は、すべての人の好みに合うわけではない。8月9日、俳優のジェイソン・モモアは、シャワーと非常に良好な関係を維持していることをファンに改めて語った。「僕はアクアマンだ。水の中にいるんだから心配ない」と、DCコミックスの世界のヒーローは語った。「僕のことは心配しないで。僕はハワイアンだから塩水を浴びても大丈夫」。

そして、すべての議論がそうであるように、極端な意見を持つ人たちははっきりと述べる。「ザ・ロック」の愛称で知られるドウェイン・ジョンソンは、Twitterで自分のちょっとした、エコではない日常を表現した。「1日の始まりに、ベッドから出ると冷たいシャワーを浴びる。出勤前のワークアウト後に熱いシャワーを浴びる。仕事から帰ってきてから熱いシャワーを浴びる」と言う。

「顔を洗って、体を洗って、角質を取って、シャワーの中で歌う真似をするんだ」

もっと批判的なセレブリティもいる。驚いたラッパーのカーディ・ Bは言葉を濁さなかった。「シャワーを浴びないと言っている人って何なんだろう? むずがゆくなるわ」とTwitterで語っている。ジョシュア・ジャクソンの妻であるモデルのジョディ・ターナー=スミスは、それを皮肉っている。「そんなこと聞かれる前に、我が家ではお風呂に入るわ」とツイートしている。

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ウォータースプリンクラー

ミラ・クニスとアシュトン・カッチャーは、8月11日(水)に映像を公開し、自分たちが価値のない親ではないこと、そして「週4回」子どもにシャワーを浴びせることがあると示唆し、ユーモアをもって対応した。「やりすぎだ!」と本気で怖がるふりをするアシュトンと、妻の笑い声が全体を包んでいた。その証拠に、シャワールームのドアは「濡れている」し、舞台裏では子どもたちの笑い声が聞こえてくる。

 

ダックス・シェパード(ミラ・クニスとアシュトン・カッチャーの有名な逸話を放送したホスト)の妻であるクリステン・ベルは、彼らに全面的なサポートを送っている。ドラマ「グッドプレイス」のスターであるクリステンは我が子の衛生について「子どもの汗の匂いの大ファン」であることを認めている。「一度嗅ぐと、生物学的に “洗わなきゃ”と思うのよ」と笑いながら締めくくった。好きとはいえ、あまり長い間は耐えられないようだ。

texte : Tiphaine Honnet (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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