ショーン・ペン、ワクチン未接種は「誰かに銃を突きつけるようなもの」。

Culture 2021.08.24

8月22日、CNNの番組にゲストとして登場したショーン・ペンが、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種をすべての人に義務付けるよう呼びかけた。

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第75回カンヌ国際映画祭での『Flag Day』のフォトコールに登場したショーン・ペン。(2021年7月11日) photo : Abaca

新型コロナウイルス感染症のパンデミックに立ち向かうことを決意し、粘り強く活動を続けるショーン・ペン。彼の意見は、ワクチンの義務化だ。

8月22日には、マイケル・スマーコニッシュが司会を務めるCNNの番組に、自身が監督を務め、今年のカンヌ国際映画祭の公式コンペティションに出品された新作『Flag Day』について語るために招かれた。しかし、司会者から、撮影チーム全員がワクチンを接種するまでドラマ「ガスリット」の撮影現場に戻らないという決断について質問されると、すぐに話はそれた。

 

 

「誰かの顔に銃を突きつけながら歩くことはできません。でも、ワクチンを接種していない人がしているのは、まさにそれ」とショーン・ペン。「私は、全ての人がワクチン接種を受けるべきだと考えています(中略) 夜に車のヘッドライトを点灯するように、義務化すべきです」と語った。

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最終通告

7月中旬にカンヌ国際映画祭から帰国したショーン・ペンは、主演予定のドラマシリーズ「Gaslit」のスタッフ全員が予防接種を受けるまで、撮影現場に戻ることを拒否した。

CNNの番組では、現在は俳優と直接接するクルーのみがワクチンを受けることを義務づけられていると説明している。しかし、『イントゥ・ザ・ワイルド』の監督を務めたショーンにとって、これだけでは十分とはいえない。「一方のグループにだけ配慮して、もう一方にはしない、というようなことに加担しているとは思いたくありませんでした」と語っている。彼は複数のインタビューに対し、「ワクチンを接種した人だけが映画館で『Flag Day』を見ることができるようにしたい」と語っている。

また、司会のマイケル・スマーコーニッシュには次のように答えた。「いまや劇場でしか上映されない作品はまれで、最終的にはストリーミングで配信されます。それが、ワクチンを接種していない人に見てもらえる最高のタイミングだと思う。この選択をすることで彼らを怒らせてしまうだろうとは思いますが」

text : Léonie Dutriévoz (madame.lefigaro.fr)

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