須田悦弘が作り出す、美しいクレマチスの彫刻たち。

Culture 2018.05.08

空間意識さえも変える、小さな草花の彫刻の存在感。

『須田悦弘 ミテクレマチス』

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『クレマチス』2017年。木に彩色。園芸品種の歴史や造形美への関心、植物の深い観察と考証から生み出される繊細な手仕事。

独学で木彫技術を身に付け、本物と見紛うほど精巧な花や草木の彫刻をひっそりと設置する須田が、美術館に併設された庭園を彩る約250品種2,000株以上のクレマチスのモチーフを中心とする最新作を発表。物陰や視界の外に佇む一輪の花や、ささやかな雑草の存在が空間意識をも変えてしまう新鮮な驚きを味わいたい。

『須田悦弘 ミテクレマチス』
会期:開催中~10/30
ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡・長泉)
10時~18時(9、10月は〜17時)
休)水(5/2、8/15は開館)
一般¥1,200

●問い合わせ先:
tel:055-989-8787
www.clematisno-oka.co.jp/vangi-museum

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*『フィガロジャポン』2018年6月号より抜粋

réalisation : CHIE SUMIYOSHI

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