能楽堂を舞台に、山口晃の個展が開催中。

Culture 2019.03.08

能に描かれた修羅が、時空を超えて立ち現れる。

横浜能楽堂特別展『山口晃 昼ぬ修羅』

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山口晃『洞穴の頼朝』1990年。東京藝術大学在籍中の学生時代に制作した作品も展示。巧みすぎる筆致とユーモアに刮目したい。

伝統的な日本美術の様式と現代の事象を時空を超えて融合させる、山口晃の個展が能楽堂を舞台に開催中だ。源平合戦の有様の中に、仏教思想を背景とする人間の苦しみや哀しみを描く「修羅能」の世界を横軸、現代美術家の本領である大胆なコンセプチュアルワークを縦軸に、風雅と無常の世界が織りなされる。

横浜能楽堂特別展『山口晃 昼ぬ修羅』

会期:開催中~3/23 
会場:横浜能楽堂(神奈川・横浜) 
営)9時~20時 
休)2/26、3/4~6 
入場無料 
tel:045-263-3055 
www.ynt.yaf.or.jp

※『フィガロジャポン』4月号より抜粋

réalisation : CHIE SUMIYOSHI

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