シエナ・ミラー、出産後に仕事をどうすべきか悩んだ時期もあった。
Culture 2015.11.05
人気モデル兼女優で、デザイナーとしても活躍するシエナ・ミラーは、俳優のトム・スターリッジとの間にできた3歳になる娘マーロウを育てるシングルマザーで、仕事に復帰し始めたのは昨年になってからのこと。そんなシエナは、出産後に、この先仕事をどうすべきかと考えていた時期があったという。
「自分はオフィスで定時に働く仕事は多分無理だろうと昔からずっと思っていた」と、英『Hello!』誌にシエナは語っている。「毎日決まった仕事というのは、私はずっと居心地が悪くてダメだったのだけれど、台所でデザインとかならできるのではないかと思ったりした。赤ちゃんを産んだ後は、助産婦の養成講座に通うことも考えたわ。音楽も好きだし、それならいいかなと思ったりもしたけれど、でも、女優という自分の仕事が結局好きなのよね!」
母親であることを肯定的に受け止めているシエナだが、仕事に復帰して、全米公開したばかりの映画『Burnt(原題)』などにまた出演しはじめて、一日の時間がいくらあっても足りないのが悩みではある。
「3歳児の母であることで、いまはむろんプレッシャーはあるわよ。でも、娘が学校に通う時期になれば、彼女を仕事場に一緒に連れて行くことは、もっと難しくなる。私の考えは、いまのうちに精一杯働いて、自分が働く予定について、この先もっと自分の都合が言えてコントロールできるように自分がなる、ということなの」
その一方で、心の中で娘のマーロウちゃんのために、母としてあげられることがもっとないかという感覚にしばしば襲われるというシエナ。しかし、娘といる時間をもっと作れないかと悩みながらも、働いていないと、幸福でない母親になってしまう自分がいることにも気づいているそうだ。
「何かがいつも中途半端な気分になってしまう。自分がそうありたいと思うほど仕事に集中できないし、そうだと、逆に娘といる時に彼女に対して集中できなくなりそう。働く母親というのはそういうものだとは思うけれど、自分の創造性を発揮する先がないと、私は幸福じゃないの。母親として罪の意識には襲われるので、いろいろ人任せにできるところは任せられるように、勉強しているところよ」
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