立田敦子のカンヌ映画祭レポート2022 #02 トム・クルーズ様、カンヌ降臨!

Culture 2022.05.21

オープニングナイトの翌朝からは、本格的にカンヌ国際映画祭が始動。今年は、『トップ・ガン:マーベリック』でトム・クルーズが来場したこともあって、映画祭も序盤からフルスロットル。通常、この手の華やかなハリウッド大作は週末上映が多いのだけれど、英国エリザベス女王のプラチナジュビリーや日本など、ワールドツアーキャンペーンとの調整もあり、このスケジュールになったのかな、と邪推しています。

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『トップ・ガン:マーベリック』でカンヌに降臨したトム・クルーズ!

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トム・クルーズはじめ、『トップ・ガン:マーベリック』のキャストが集った。

ということで、朝9時からスクリーニング。トム・クルーズのマスタークラスや「監督週間」のオープニングのランチョン、オープニング作品『キャメラを止めるな』の主演ロマン・デュリスのインタビュー、「批評家週間」のオープニングセレモニーなど、カンヌの街中を行ったり来たりして、すでに疲労困憊です。

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ジョセフ・コジンスキー監督『トップ・ガン:マーベリック』

カンヌで『トップ・ガン:マーヴェリック』のアフターパーティが開催されないことを残念がっている記事をどこかで読みましたが、豪華なパーティよりもマスタークラスを開催するとは、トム様はさすがカンヌ映画祭とは何かをよくご存知の様子!

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マスタークラスを開催したトム・クルーズ。

「批評家週間」のオープニング作品は人気俳優ジェシー・アイゼンバーグの監督作『When You Finish Saving The World』。ジュリアン・ムーア演じる母親と「ストレンジャー・シングス」でブレイクしたフィン・ウルフハード演じる息子の物語。ジェシーだけでなく、ムーアやフィンも来場。批評家週間は、基本的に監督デビュー1、2作目の新人監督の登竜門なので、無名俳優を使った超インディーズ系の作品が多いのですが、それもあって、「華」としてオープニング作品に俳優の監督デビュー作がピックアップされることも。ちなみに、『When You Finish Saving The World』は、米国A24が配給なので、日本の映画ファンも注目している人が多いはず。日本での配給もカンヌで決まるといいですね。

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第75回カンヌ国際映画祭にボッテガ・ヴェネタの黒のノットストラップツイルイブニングドレスを着用して登場したジュリアン・ムーア。©GettyImages

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ジェシー・アイゼンバーグ監督『When You Finish Saving The World』

「批評家週間」の入場に並んでいる時に、メイン会場のリュミエールでプレミアが行われていた『トップ・ガン』の演出。ものすごい轟音を立て、空軍がトリコロールの煙を巻きながらアクルバット飛行をしていました。『When You Finish Saving The World』の上映後、22時30分からのコンペ作品を観るためにパレに向かっていると、今度は、海上で大きな花火が打ち上がり始めました。カンヌでは花火は恒例ですが、初日と最終日に行われていたような気が。コロナ禍が終わったかのような錯覚に陥るほど、お祭りムードが漂っている今年は、なんだかいつもと勝手が違うようです。

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『トップ・ガン:マーベリック』でカンヌもお祭り騒ぎ!©Atsuko Tatsuta

映画ジャーナリスト 立田敦子
大学在学中に編集・ライターとして活動し、『フィガロジャポン』の他、『GQ JAPAN』『すばる』『キネマ旬報』など、さまざまなジャンルの媒体で活躍。セレブリティへのインタビュー取材も多く、その数は年間200人以上とか。カンヌ映画祭には毎年出席し、独自の視点でレポートを発信している。
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