パパになったトム・フォード、自身のプライベートとビジネスについて語る。

Fashion 2014.04.14

長年のパートナーだったリチャード・バックリーと先頃、正式に結婚したファッションデザイナーのトム・フォードが、帰宅後は裸で過ごす"裸族"だったことを明かした。リチャードとの間に養子のアレックスくんを迎えてパパになったトムは、今までの習慣を改めて裸を自粛するようになったという。

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「(自宅でのリラックスタイムは)床に脱ぎ捨てられていたスーツを着ているかな。以前は裸で過ごすことが多かったけれど、今は子どもがいるからそうはいかないんだ。"ナニー(英国独自のベビーシッター職)"が来ているからね。朝起きて裸のまま下の階に行ってシリアルを食べるなんてことはできないので、仕方なく服を着ているよ。以前は帰宅して玄関のドアを閉めたら、すぐに服を脱いでいたけれどね」と、『graziadaily.co.uk』のインタビューで告白している。

トムはパーソンズ美術大学で建築を学び、その後パリにある「クロエ」のプレスオフィスでインターンを務めた。若い世代は社会に出てから間もないのに早く実績を出したがるが、彼は多くを学べるインターンとして修業することが若者には必要だと考えている。

「最近の人たちは学校を卒業したらすぐにスターになれると思い込んでいるが、それは違うと思うね。もちろん、自分のセックスビデオを流出させたりすれば誰だってすぐに有名になれる。でも、そんなことより若いうちにインターンを経験しておくべきだよ。掃除をしたりピンを拾ったり、雑用をしながら多くを学ぶことができるからね」と、提言している。

数多くのミュージシャンからリスペクトされているトムは、ラッパーのジェイ・Zが2013年に発表した曲のタイトルにもなっている。もともと恥ずかしがり屋だという彼は、自分の名前を冠した曲がコンサートで歌われる時のことを想像してパニックになったという。

「ああいう曲がリリースされるなんて、予想外だったからね。あの曲がコンサートで歌われて、巨大なスタジアムで6万人が僕の名前を叫んでいる光景を想像したらパニックになったよ。自分のブランドを持つデザイナーにとって大勢の人に名前を知られるのは嬉しいことだけれど、僕はもともとすごくシャイだから穴があったら入りたいほど恥ずかしいね。誰も信じてくれないけれど、僕は本当にシャイなんだ」と、話している。

©Cover Media/amanaimages

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