ルイ・ヴィトン副社長が明かした、160周年記念リミテッドエディションの全貌とは?

Fashion 2014.06.06

この秋に創立160周年を迎えるフランスの「ルイ・ヴィトン」。ヴィトンと言えば"LV"がトレードマークのモノグラムラインが有名だが、同ブランドはデザイナーのカール・ラガーフェルド、建築家のフランク・ゲーリー、写真家のシンディ・シャーマンなどの芸術家たちに、そのモノグラムを活かしたバッグとトランクを考案してもらい、10月中旬に160周年のリミテッドエディションとして店頭に送りだす。

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参加する芸術家やデザイナーは、ほかにも川久保玲、クリスチャン・ルブタン、マーク・ニューソンなどの錚々たる顔ぶれが並ぶ。「天才と言っていい、素晴らしい才能の持ち主たちが結集しました。皆さんがそれぞれ、自分の分野で最高の方たちです」と、ヴィトンの執行副社長のデルフィーヌ・アルノーがファッション業界紙『WWD』に対して語っている。

「モノグラムは当メゾンを象徴するものとして商品に使われていますが、今度のプロジェクトは招聘した芸術家たちの個性が素晴らしく、また多様なので、とてもわくわくするものが出来上がると思います」。

今秋最大の注目を集めそうなプロジェクトは、商品単価20万~40万ユーロ(約290~580万円)に設定され、11月にはニューヨークでのローンチイベントや専用サイトの開設、記念書籍の発行などを含む広告キャンペーンが計画されている。

このプロジェクトは、ルイ・ヴィトンを傘下に置くLVMHグループ会長・最高執行責任者のベルナール・アルノーの娘でもあるデルフィーヌが打ち出す、同ブランドの新機軸構想の最初を飾るものとなる。「お話を提案させていただいた人たち全員に、すぐ快諾してもらいました。ハンドバッグにモノグラムをどう使うか、皆さんに興奮とやりがいを感じていただけました」と、彼女は明かした。

デルフィーヌは、ヴィトンの新クリエイティブディレクター、ニコラ・ジェスキエールが想い描く新たなブランドイメージに沿う人選をした。ニコラ自身もモノグラムに対する愛情を公言しており、既に同ブランドの2014年秋と2015年クルーズコレクションにおいて、モノグラムをふんだんに取り入れたルックを発表している。

©Cover Media/amanaimages

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