エルメスのディレクターを退任するクリストフ・ルメール、今後は自身のブランドに専念する予定。
Fashion 2014.07.25
ジャン=ポール・ゴルチエの後任として、2010年以来エルメスのアーティスティックディレクターを務めてきたクリストフ・ルメールが、同ブランドを離れることになった。
「エルメスで働けたことは、職業人としてもひとりの人間としても、大変な喜びをもたらしてくれる経験でした。エルメスでみんなと成し遂げたことに大きな誇りを持っています。ただ、私自身のブランドがいま大きく成長し大事な時期を迎えているので、そちらに集中したいと考えています」と、クリストフは声明を発表。今後は、自身の名を冠した「クリストフ ルメール」にもっと力を注ぎたいという意向だと思われる。
エルメスCEO(最高経営責任者)のアクセル・デュマは、同ブランドを去るクリストフに対してこんな賛辞を贈っている。
「私たちは、エルメスの女性プレタポルテにクリストフが情熱を持って取り組み、ブランドの幅を広げてくれたことにとても感謝している。彼の元でエルメスは、審美的に新たな境地を開拓できたし、満足すべき利益も上げてもらった。今後は、彼が大切にしている自身のブランドのさらなる成功をお祈りしたい」。
これからパリで行われる2015年春夏コレクションが、エルメスでのクリストフの最後のコレクションとなる。
©Cover Media/amanaimages
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