複数のブランドを手がけるアシュレー・オルセン、"控えめな着こなしこそセクシー"と語る。
Fashion 2014.08.08
アシュレー・オルセンと双子のメアリー=ケイトは、ザ・ロウや姉妹の名に因んだエリザベス&ジェームズといったファッションブランドを手がけるほか、米国デパート大手J.C.ペニー専売のオルセンボーイ、Tシャツブランドのスタイルミントを展開している。アシュレーはトレンドを追いかけるよりも、流行に逆らって、より控えめでクラシックな服をデザインするのを楽しんでいるという。
「私たちがいつも念頭に置いている言葉は、繊細さ。着る者を纏う服のことよ。それを実現しているファッションはめったにないわ」と、アシュレーは米国『Harper's Bazaar』誌で語っている。「女性が一番セクシーなのはTシャツとジーンズだって、ずっと前から考えていたの。それが最初から私たちのアプローチだった。控えめさはすごくセクシーだと思うわ」。
またアシュレーは、ショッピングも昔ながらの手法でするという。服が自分に合っているかどうかを、手で確かめないと買う気にはなれず、ネット通販は利用しないようだ。「オンラインでショッピングしたことはないわ。それほど古風なの」と、彼女は話している。
アシュレーとメアリー=ケイトは、新コレクションを発表する時、ファッションショーで見せる服を作るために多大な努力を注ぐ。観客のために派手なショーにしたいのではなく、自分たちが楽しみたいというのがその理由だ。
「とても考え抜かれたものにしないと、自分たちでもその体験を楽しむことができないの」と、メアリー=ケイトが明かした。「ファッションショーに行くのは好きじゃないの。服がちゃんと見えて、体験してもらうやり方で提示することが大切。結局はそれが一番大事なことだから」。
オルセン姉妹はまだ若く、将来どんな展開が待っているのかを楽しみにしているという。しかし、よく考えてからでないと新たな事業に踏み出すことはないようだ。「いつかは他ブランドでやるかもしれないけれど、私たちはまだまだ学ぶことがたくさんあるし、いろんな発見をして理解を深めていかなくては」と、メアリー=ケイトがつけ加えた。「まずは自分たちだけでリスクを負わないと、ね」。
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