「モスキーノ」を手がけるジェレミー・スコット、今度のコレクションテーマは"バービー人形"！

ロンドンに続き開催されたミラノ・ファッション・ウィーク。初日はモスキーノのクリエイティブディレクターであるジェレミー・スコットにとって、2度目となるコレクションが披露された。

前季は、ファストフードのマクドナルドをテーマにしたコレクションで驚かせた、奇抜な美的センスの持ち主であるジェレミー。期待にたがわず、今回のテーマは"バービー人形"。バービーに着せるような強烈なピンクのアンサンブルを纏ったモデルを、ランウェイに登場させた。バービーと同じ書体にしたブランドロゴを配したツーピースや、バッグとシューズもいかにもバービーっぽいものにする念の入れよう。

さらには着せ替えが魅力のバービー人形らしく、"ローラースケートバービー"や"セレブバービー"などのテーマも用意されていた。前者はピンク×白のローラースケートを履き、ショートパンツにスポーツブラというルック。後者はピンクのPVC素材ドレスにハート形サングラスを着け、スーツケースを引きながら空港にでも向かう出で立ち。

モデルたちのヘア＆メークも超フェミニンで、レトロなふわふわブッファン調が基本。ほとんどのモデルがバービー同様にブロンドヘアで、リップは赤かピンクで揃えていた。メークを担当したルチア・ピエロニは、「モデルの肌が"エレガントな高級プラスチック"に見えるように努め、目元も通常より2種類のつけまつ毛を増やした」と、ニューヨーク・タイムズ紙『tmagazine.blog.nytimes.com』に語っている。